「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

景観条例

2010年05月10日 | 田舎暮らし
 うちの村は「日本で最も美しい村」連合に2005年の発足当初から参加しているけれども、その当時、連合の加盟条件として景観条例があることが必須だということで、「森と環境を考える委員会」の中で景観条例の原案作りをしていると、村の議員さんのブログに書かれていた。しかし、その後、条例が議会にかかったという話もいっこうに聞かないまま数年の時が流れ、美しい村連合の加盟自治体もどんどん増え、どうやら景観条例は必須ではなくなったんだなと思って、ほとんど忘れかけていたら、この冬に行われた自治会懇談会で景観条例を作りますという説明があった。何か建築物を造る際には届け出が必要になるので、ご理解いただきたいといった趣旨の説明だったように記憶している。これから策定委員会を設けて検討していくという話も出た。村の美しい自然景観をぶち壊してしまうような開発事業に村として規制をかけられる条例なら、ぜひ定めてほしいし、条例制定の議論にも参加したいなと思ったので、先月、無線で委員の募集を聞いて応募していた。そのときの話では2名の枠に対して4名の応募があるから抽選とのことだった。
 その後しばらく何の連絡もなく、どうなったのかなと思っていたら、先日通知が来て、今日抽選を行うということで、ほかに誰が応募しているのかなと興味津々、まあ、外れたらしょうがないと思いながら出掛けたら、定刻になっても私を含めて2人しかいない。1人は時間を勘違いしていた、2人は連絡がつかないということでしばらく待っていたけど、なかなか現れないので、私たち2人は抽選なしで委員になることが決定。帰るときに、時間を勘違いしていたという人が慌てて来るところだったけど、あとの2人はどういう事情だったのか謎。
 それはともかくとして、そういうわけで景観条例策定委員というのになった。自分で応募してなったからには、他地域の景観条例もしっかり勉強して、よりよい条例ができるように頑張らなくては。