「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

買い物事情

2005年03月23日 | 田舎暮らし
 私の住んでいる村にはコンビニがない。スーパーもない。あるのは農協の店舗が2店、それも1店は民間委託になり、もう1店も民間委託になる予定。あと個人商店が何店か。食料品店が3店ほどと衣料品店が1店ぐらいかな。店舗も小さいし、お客さんも少ないから、品ぞろえも充実しているとはとても言えない。これが欲しいと思っても売っていないことはしょっちゅうだ。
 そんなわけで、食品、子供服からおもちゃ、文具、本、CD、家電など、ちょっとした買い物をするのには、隣町も通り越して、I市まで出掛けることになる。うちからだと片道小一時間はかかるので、結局買い物には最低半日がかり。あれもこれもと用足しをして、本屋で立ち読みなんかしてると、午前中に出ても、どこかで外食して、結局帰りは夕方になってしまうことも多いかな。
 以前は週1ぐらいでそうやって出掛けていたけど、仕事を始めてから、特に繁忙期は、この最低半日がかりのショッピングに出る時間がなかなか取れなくなった。今は生協の共同購入に頼りきった生活をしている。雨でも雪でも家まで届けてくれるので、本当に助かります。あと、最近もう一つありがたいのが、何と言ってもインターネット。本やCD、テープ起こしの機材など、随分ネットショップを利用している。自分の目で確かめて選べないのが難点だけど、どちらにしろ、I市あたりのお店では、結局欲しい物は注文しないと手に入らないことも多いので、それなら宅配してくれるネットショップのほうがありがたい。
 かくして、ますます外に出ないで、パソコンの前に座っている生活になり、どんどん出不精になってくる。それではいけないと、最近ちょっと反省してます。

転退職員送別会

2005年03月23日 | 田舎暮らし
 昨日はPTA総会に引き続き、今年度限りで転退職される先生方の送別会が行われた。父兄だけでなく、村長や教育長、教育委員や議員さんたちも参加して、本当に村を挙げて、新しく村に赴任する先生をお迎えし、送り出す。こういうのって、どこにでもあるんだろうか? へき地の村なので、赴任される先生の多くは家族ぐるみ、あるいは単身で村内の教員住宅に住み、早起き野球や運動会など地域の行事にも参加して、単に先生というだけでなく、村の一員として何年間かを過ごされる。それだけに親や地域と先生方とのつきあいも深くなる。
 今年は公民館での全体の送別会のあと、場所を移して6年生の父兄と先生の送別会があったので、それにもしっかり参加した。中3の送別会は別の会場で行われていて、両方にかかわる人が多かったので、最初はごく少人数で、私は先生の隣という特等席で、じっくりお話もして別れを惜しむことができた。子供の話だけでなく、ついつい先日のスクールミーティングの話や教育談義にまで及んで、意見が合う点が多くて、それもうれしかった。
 途中から人数も増えてきて、カウンターの中に入って、カクテルを作っている先生がいたり(えたいのしれないカクテルを飲まされた)、一人で延々とカラオケを熱唱している先生がいたり、ふだん学校で見る姿とは違う先生の姿があって、それもなかなか面白かった。