またまた病気、僕として全く新たな、イレウス・腸閉塞という重病。今後の闘病のためにも、ちょっと詳しく書いておこう。
この18日、数日前から続いた軽い腹痛が、ちょっと強くなった。翌19日は待ちに待った「ギター教室の演奏宴会」。それを心置きなく楽しむためにもというわけで、かかりつけの内科医に出かけた。それも夕方の5時に。その医者が告げるには、僕としてまさに青天の霹靂、
「イレウス、腸閉塞でしょう、拠点病院の予約が取れたから、直ぐに名古屋市立大学病院に行きなさい。救急窓口です」
家に帰って連れ合いに結果を報告して、彼女の運転ででかけた。いくつか検査の後、お告げをまとめれば、こんなふうだ。
「イレウス、腸閉塞には、いろんなタイプ、処方があります。最悪の場合は、開腹も含めて。さしあたっては一週間の入院」
こんな場合でも、我が連れ合いがいつも落ち着いているのは、いつも助かることだ。無駄にあわてず、騒がず、病室などへも行こうとせずに、明日の持ち物などを僕と確認して、握手を求めて帰って行った。まあ、「仕方ない、頑張ってね!」。
その後の治療結果を報告すれば、最初からやった一つの処方(鼻から管を入れて、それを胃にまで届かせ、胃腸の強い圧力を無駄な胃液?とともに抜き出すというやり方。これを以降数日続けたもの)によって、朝昼晩の薬も良く効いたかして痛みも腹部飽満感も急速に取れて、昨25日午前10時に退院、無事に家に帰ってきた。まー最も軽い病態、処方で済んだ訳なのだろう。振り返れば、病状自身もその治り方も僕から見ればまるで魔法か夢の中のようなもの。
帰り着いた家はまさに春爛漫。僕が入院していたこの一週間に、我が家の庭の景色は大きく変わっていた。居間の奥から見えるハナズオウはすっかり散って、その西横の塀際には小手毬が2mを超える高さで咲き誇っている。手前窓際近くには卯の花・梅ウツギと、それに並んだ高さの小さなライラックとが一緒に咲いているが、入院前には蕾みだったもの。庭師さんの強剪定で4本立ち各丸坊主に見えていたキンモクセイの猛烈な芽生えはどうだ! 一本立ちの団子状にも見え、先端若芽がほとんど虫に食い荒らされている。これは僕にはがっかりでも、虫にとっては天国だったろう。また、父母の代からの我が庭の象徴、花三種何本かのツツジも咲き始めている。西の端に一昨年植えたばかりの白イチジクを見に行くと、細い木々にいくつもの実が見られた。白イチジクは、普通のやつよりも甘く、味もすっきりした僕の好物なのだ。
退院早々、見つけたのが剪定と殺虫の要。実を付け始めた梅の木には、カイガラムシがびっしりと目についたことだし。でもまー、サボろうかな・・・。病気上がりにかこつけて。