棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

すたれ料理

2008-12-26 17:18:04 | 山郷の暮し
朝日新聞の天声人語に「すたれもの料理」と言う言葉がありました。
つまり棄ててしまう、大根の葉っぱ・人参の葉っぱ・キャベツ・白菜の芯などを使っての料理のことをいうんだそうです。
手元の辞書によると「すたれる」使われなくなる--おとろえる--だめになる とゴミとなってしまうものです。
何も食材のきれっぱしばかりでなく、鍋つゆの残り、なにかのタレなど、残り物と言って棄てるものはない。
食べ物の自給率をあげようといっているなか、コンビニなどでは表示タイム一分きれても破棄しているとは、やりきれない。
「すたれ者」となると、なんとなく股旅者のうらびれた姿が浮かんでくる。
言葉って面白いなーと思いつつも、オレの大好物、大根葉をトンガラシたっぷりの炒め物・人参葉のふりかけの微妙な香り・野沢菜のかぶ漬は「すたれ料理」だったのか!!!

話はいつものように飛んでしまいますが、昔中国の旅で毎朝いく露天の「おかゆ屋」があった。たしか10円以下でウマカッタ!!
「アンタ、あそこのおかゆ屋へ行っているのではないだろうなー。あそこは残飯屋だ」と宿屋のオヤジ。そんなことでオエーーとはならなかったが、今思い出すと「すたれもの料理」の極致であった。

娑婆世界--52愛欲曼荼羅

2008-12-26 09:49:39 | 大人の童話
団広報担当のクチサキ・アーユー・コーユー師のあとを引き継ぎ、偉大なる尊師様が著した「堪忍抄」の理解と実践に向けての話などおこがましいのだが、ここで娑婆世界のことに目を向けてみよう。
「ナに!私は誰だと? 若輩者ですが教団の裏方責任者とでもいうか、イベントコーディネーター的な庶務を担当しているモーリー・アーゲー・ウーマイという者です」

娑婆世界を改めて見てください。これが私たちも含めて君たちが住む社会です。
宗教も哲学も科学も喜怒哀楽全てが、ここから生まれ出る「娑婆チャンコ鍋」ではないですか。
ドーーレ、耳を澄まして市井の営みを聞いてみましょう。

「○○株に投資したら儲けてね。それを元手に¥に投資したらまたまた大当たり。そうだ、あなたもやってみないか。ぜったい損はさせない。そんなお金が無い。
土地があるんじゃーないすですか。ゼロから始めた私のことを思えば、すぐに蔵がたちますよ」

「おばーちゃん助けて!。ワタシ事故を起こしてサー。今なら示談にしてくれるって弁護士さんがいっている。ここへ振り込んで!!」
「オレオレオレサー。いまさーおれるにおれなくて、オレの口座に大至急振り込んで!!」
「警察ですが。おたくのお孫さんが・・・・」
「税金の還付金がありますので、口座番号を・・・・」

いやいや次々と在りますねー。悲しいまでの人の弱さと、欲望の渦だですが尊師様の教えに浴すれば、心身ともに浄化されていくことをお約束できます。
注--広報担当者のこと--11月11日

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本