棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

休日だったのかーー

2008-12-23 17:34:43 | 山郷の暮し
めずらしく姪が彼氏とやってきた。
「二人してずる休みか??」
「モーーおじさんは相変わらずネーー。今日は天皇誕生日で休日だよ」
日曜祭日と無縁な、毎日お正月のような日常。それにしても、極まった格好だが暑苦しそうな姪のすがた。
「お日様ポカポカでおしゃれも大変だなー。マフラーはオバーではないの・・・」
「少ないボーナスでやっと買ったんだけど、あったかくてなんだか変!!」
ブランド品の上着を脱ぎ、携帯デンワをせわしくプッシュし続ける。
「軽井沢のイルミネーションを見に行くの。おじさんも行かない」
うれしいけれどオジャマ虫であることは必定。
我が家から一直線、車で一時間半ほどの距離だ。
夕刻が迫ると雪雲がアルプスを包みだし、ピリッとする寒気が流れてきだしました。今夜も見事な星空になるでしょう。

唐突ですが、天皇さん(75歳)も皇后さんもお年の割には老けておられる。
よっぽどの激務なのであろう。麻生総理も激務には違いないが、ニヤニヤ言いっぱなしというわけにいかない。
陛下は落ち込んだ経済状態に「・・・心が痛む」と。

入信のきっかけ-49愛欲曼荼羅

2008-12-23 08:52:37 | 大人の童話
教を語りだしたら限が無く、それこそ一生の問題で、あわてて結論を得ることはない。そこでだ、君らになにかの足しになればと思い、ワシがこの教団に入信したきっかけを話そう。
ワシは君たちのように、真剣に真理を求めて宗教者に接したわけではなかった。
あらゆる宗教団体が信徒獲得手段としておこなっている「病気治癒への願望」がきっかけだった。
君らより少し歳を得ていたころ、不治といわれた大病を病んだ。
病み付かれると、それまで見向きもしなかった「何かへの信心」によって治るならそれこそイワシの頭だってお願いをする気分に陥ってしまうものだ。
とても宗教的真理の追究などという、高尚な次元ではなかった。

そんなこころの隙間を見透かしたように、様々な勧誘があった。
しかし、みんな眉唾物に感じ、しまいにゃー腹が立ってきた。勧誘に来た彼らにというより、弱き者に見られる自分自身にだった
つまりだ、ワシは多少なりとも 精神的に強い人間だと自負していただけに、漬け込まれてくることに耐えられなくなってしまったのだ。
それこそ堪忍袋の緒が切れてしまい、暴力的なことまでしでかしてしまったよ。
そんな折、今ワシが心から尊敬している「クチサキ・ウーマイ師」にお会いした。
もちろん師のお話など少しも理解できず、信じることも出来なかったが「貴方が必要でこの世に存在している。堪忍しなさい」との言葉が心につきささってしまった。その時ハッ!!と天啓に導かれた などということでなく、死にかけ寸前の自分が「この世に必要で存在している」という意味と言うか、己の価値が解らなかった。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本