棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

蕎麦は気難しい

2008-12-09 17:30:11 | 山郷の暮し
暖かで雨がふってきました。土日のあの冷え込みがウソみたいですが、身を切るような寒さは確実にやってきます。
昨日の記事は、蕎麦宴会のことで、そばがつながらず30人分はダメにした、と書きました。
ベテランの打ち手(私ではアリマセン)としては、なんとしても納得がいかず、粉屋に確かめたそうです。
それによると、ふるいを間違えてしまい、そば粉100%ではつながりにくいメッシュだったそうです。
「オレはつなぎを入れずに打つのを知っているくせに、粉屋のオヤジはぼけた!」
とぼやきの電話をくれました。つなぎをいれると、それは美味い蕎麦になるとか。
そばがきには荒めの粉がよく、美味かったわけでした。
蕎麦と言うのはまったく気難しいものですねー。

科学について-36愛欲曼荼羅

2008-12-09 09:01:13 | 大人の童話
師は形而上的な思考だけであってはならない。
筋道の通った、数学的・客観的に物事の真理を見なければならないとおっしゃっておられる。
現代は科学的万能時代といへ、一見科学的であれば、いかにも真実を追究したごとき錯覚をおこさせてしてしまう。
注意してくれヨ。ワシは科学的と言っているのであって、科学と言っていないのだ。つまり、科学的ってやつは実に都合のいい言い回しで、多くが似非科学とも言える。
そこで、天文学者カール・セーガンの意見を拝聴しよう。
非科学は、科学的な方法や科学の知見を装ってはいるけれど、その実、科学の大切な部分をないがしろにする。
というのも、不十分な証拠だけでどんどん話を進めたり、他の可能性を示すてかがかりに目をつむったりしがちだからだ。似非科学は、人々の軽信をくすぐる」

さらに、似非科学の代表例として、迷信・占い・心霊術・先祖崇拝・超越瞑想法などを否定している。
「似非科学の中には、精神的な飢えを満たし、病気を治してやろうなどといい、死は一巻の終わりではない などと約束をしたりしている。
人間は、宇宙の中心などと馬鹿げたことを言っている。
とんでもない。私カール・セーガンにとって、現代宇宙物理学がもたらした驚くべき発見より、深遠な宇宙的つながりがあるとは思えない」

いやいや、黒板に書かれた数字を見るような気がするが、納得もいくが・・・。
カール・セーガンにしたら、科学の進歩こそ、人類がダイナミックに行き続けて行けると信じていたのであろう。
言い換えれば、「現代科学教の教祖」のごときだ。
だかな、彼の信じた科学こそ、不確定なものだ。この世の全てのものは、在ると思うから在る。無いとしたら無い。ワシはインドの考え方を信じているのだ。
学の道を少し進むと、神から離れるが、更に極めればこれに回帰する」
ルイ・パスツールの言ったことに、深遠な精神世界の真理を見い出せる。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本