棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

新そば。うまかったー

2008-12-08 17:14:25 | 山郷の暮し
昨日は20年以上続いてきた「新そば宴会」を友人宅で行った。
この宴会のスタートは我が家からで、山仲間があつまって無節操に飲む。ひたすら飲むがもっとうであった。
庭先では焚き火を囲み飲んでいる者、室内ではラジュースでスルメをあぶりながら飲んでいる者。寝袋に入って飲んでいる者。
みんな若く、キャンプそのままの宴会であった。最高30人近い者たちによるバカ騒ぎであったが・・・。

蕎麦宴会となったのは、休耕田を借りて「蕎麦」を収穫しようとなってから。
仲間が寄り合い、栽培しての蕎麦宴会は、3回ほどだったか。
作るよりも「美味いそば粉を買おう」となり、信州の最上級のものと、打ち手もベテランが仲間入り。
私の年末の最大の楽しみとしておこなってきたが、メンバーも変わってきたり、我が家の都合もあり、会場は友人宅に移って10年ほど。
若さに溢れたキャンプ並みの宴会ではなくなってしまったが、蕎麦粉100% の一級品の田舎蕎麦だ。

昨日のそば粉は、木曽は開田村の最上級のもの。
打ち手はプロ級のベテランなのだが(私は打てません)、其の粉がどうしてもつながらない。
そんなことは初めてで、原因がさっぱりわからない。早朝4時から100人分を打たなければならず、一時は蕎麦なしの宴会になってしまうのかも・・と。
急きょ別なそば粉に切り替えたと言う。
開田村産のそば粉の「そばがき」は、そりゃーーうまかった。
今朝は、いただいてきたどろりとした蕎麦湯でお腹ポンポン。昼飯はおかゆにしよう。

国家の欺瞞-35愛欲曼荼羅

2008-12-08 09:27:47 | 大人の童話
シリーズとして多くの作品があるのだが、みんなは紹介しきれない。
悲しいことだが、人間は戦う本能がDNAに組み込まれている、ということがわかったであろう。
権力者や組織が、そのことを巧みに利用してきたことを認識してほしい。
其れが国家やそれに類する権力の手によると「平和維持とか国家の利益」という大義名分をつけ、人殺しは正当化されてしまう。つまり、戦争だ。
早い話、国家の制服を着た殺し合いは、国家に貢献していると言うのだ

我が教団の芸術家による作品の紹介を「戦う本能-戦争」をテーマーにしたものだったが、最後に観てほしい作品がある。

作品は「国家の欺瞞またはピエタの欺瞞」
死せし兵士は、嘆き悲しむピエタと妖艶に微笑むピエタに抱かれている。
国家の欺瞞を暗示しているのだ。
国連旗も裏面であることは、その役目を果たしていないことを示している。
一見なんでもない作品だが、実に辛らつな現代風刺が込められているのだ。



ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本