腰痛に苦しんでいる人は日本人の3人に1人といわれます。だが、原因を特定できないケースが85%に上り、残りの15%が脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、内蔵の病気、がんの骨転移などが原因とされます。
あなたの腰痛が重い病気が原因であるのかどうか、危険度をチェックしましょう、とNHKラジオの健康ライフ「腰痛を治したい!」で福島県立大医学部整形外科の紺野慎一教授が呼びかけていました。
①じっとしても腰が痛む→脊椎や内臓の重い病気の恐れが強い
②背中が曲がってきた→骨粗しょう症により脊椎の骨がつぶれている。閉経後の50代以上の女性に多く、腰椎の圧迫骨折で身長が3~4センチも縮むことも
③お尻や脚が痛んだりしびれたりする→腰の神経に支障が出ている
④脚のしびれで長く歩けない→脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアが発症している
⑤体を動かしたときのみ腰だけが痛む→関節・筋肉の損傷
①②はかかりつけの医師、③④は整形外科への受診を勧めます。⑤は大きな危険はなく、通常は3ヶ月以内に自然に治るといいます。