団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

「特高に虐殺された叔父の本、知らない」

2020-05-28 09:26:05 | 健康・病気

東京から京都に移転した友人男性の本の整理を手伝ったことがあります。12年ほど前のことです。友人は70代後半ですが、60歳過ぎから網膜色素変性症で目が見えなくなっていました。そこで、引っ越しの手伝いを頼まれたのでした。

その友人から3月下旬、電話がありました。「本の整理をした時、『革命と青春』という本を見た覚えはない」。「本のタイトルまで見ながら整理をしなかったので、まったく記憶にありません」と答えました。

その本には、戦前に共産党活動をしていて特高警察に逮捕され、ひどい拷問を受け、亡くなった叔父のことが書かれているというのです。ヘルパーさんを通じて、京都府立図書館、京都市立図書館に調べてもらったが、所蔵していないとのことでした。

そこで、パソコンで大阪市立図書館の蔵書検索をしたところ、「革命と青春 日本共産党員の群像」(新日本出版社、1970年)がありました。そう告げると、友人は「それそれ、それに間違いない」といいます。

すぐに予約しましたが、図書館は新型コロナウイルスの感染拡大の防止で3月2日から閉館中。大阪府の自粛要請の解除で、図書館が再開されたのは2か月半後の5月16日でした。その日に受け取り、叔父さんの項を読んで、友人の話と一致していることを確認してから、コピーして郵送しました。

後日、友人から電話があり、「叔父の最期を知らない親類も多いので、コピーして送る」と話していました。

 

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