NY株はここ5日間のうち4日間上昇した。
市場では本日から2日間の連銀FOMCでの金融緩和策の検討に関心が向き、第3弾の決定に期待感が高まる。
一方、日本株にとっての懸念材料は円相場の上昇で77円台に入った。連銀で金融緩和策が決まると日米の金利差が縮まり日本の金利が相対的に高くなると為替相場は読んだ。来週の日銀の政策会合で何らかの対策がとられるかどうかが大きな焦点になってきた。
民主党が提言する日銀による外債の買上げなど思い切った政策が必要にはなってきた。
ウォール街で相場を牽引したのは金融、エネルギーである。
話題のフエィスブック(FB)の株価が反騰し、引け後の取引で一段高になった。
サンフランシスコのハイテクのカンファレンス「TechCrunch Disrupt」にフエィスブックの経営者ザッカーバーグが登場し半時間の講演を行った。
5月の株式公開時いらい世間に顔を向けた。
「モバイル分野への進出に出遅れたが、この市場はPCで上げた以上の大きな利益を上げるチャンスがある」と語り、本格的にモバイル分野への進出を進めていることを語った。
「アップルのiOSとグーグルのアンドロイドの時代に入った」と自社の方向性を強調した。「モバイルはPCよりもTVだ」とその成長性と市場規模の大きさに注目し、すでにその市場でのフエィスブックの成長の準備が出来たと語った。
株価は引け後、$20台に復帰した。
アップルが本日、iPhoneの新製品を発表するが、モバイル市場の成長に一段と拍車がかかる。
関連株が東京市場でも先行き、人気を集めるだろう。