足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米国債、30年間のブル相場が終焉・・・円相場には追い風

2010-11-17 07:46:36 | 株式

日の日経新聞では「円高・ドル安転機の兆し」と伝えられた。

ウォール街では引続きドルが堅調で円相場83.28円と小幅安で終わった。

今回は円安というよりもドル高である。ドル指数DXY79.20923日以来の高値を記録した。当時の円相場は84円台であった。

ドル高の要因は金利の上昇で連銀が先のFOMCで金融の量的緩和を決めたことだ。これによってインフレ率を引き上げることを狙うと明言した。

ドル相場は中国元以外の通貨に対して上昇した。

昨日のNYダウ平均は-1.75%と大幅高になったが、NY市場での日本株の下落は小幅であった。

ようやくこれまで円相場の独歩高から、為替の世界のトレンドには日経新聞が指摘するように変化の兆しが出てきた。

世界最大の債券ファンドを運用するビル・グロス(ピムコ投資顧問会社)は米国債の売りを7月以来、継続し住宅抵当証券へ矛先を変えた。

有名な投資家のビル・ミラー(レッグメイソン投資顧問会社)は「国債相場は30年に及ぶ長期の強気相場が終焉した」と強調している。下がり過ぎた米金利は一つの目標に向かって進む。米国での株式、債券の相場のアンバランスが修正トレンドにはいったのか?

トレンドが続くような日本株にはようやく追風が出る。