足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米金融緩和Q2が世界を動かした

2010-11-05 07:47:03 | 株式

米連銀のQE2(量的緩和)が世界の株式、商品を動かした。

株価はカナダ+1.64%、中国+1.81%、インド+2.09%、フランス+1.89%、独+1.74%、英+1.94%で、日本も今回は例外ではなく+2.1%、そしてNY株も+1.96%。

バーナンキ議長が放った第2弾の金融緩和策は成功を収めた。

米国の議会がねじれ状況(共和党が下院を支配)になり財政政策には期待できないことを承知し、さまざまな批判は承知の上での連銀の政策発動である。すでに気の早い市場はQE3に期待を馳せる。

世界はリフレ政策にははっきりとはいった。

本日の日銀の政策決定に東京市場の関心は移る。

株価はテクニカルにも底値圏にあった。

個々の銘柄をみると有望株が25日移動平均の近辺にいる。昨日の市場では2.5%以上の上昇を記録した業種は建設、石油、ゴム、小売、保険、通信であった。これまで大きく売り込まれていたセクターであるが、景気敏感株でもある。

先行きはここに上げた業種以外にも物色人気は拡大するだろう。