
にほんブログ村 ←クリックお願いいたします。ブログランキング参戦中です。
震災と原発事故を経験して新生 所沢市は、
「人と人の絆」を強めていくこと、 人と自然が共生する社会を作ること、
にベクトルを向け歩んでいるところです。
ところで、
10年間故障なしでも、
クーラーを1日使用するのに1校で48万円のコスト。さらに電気代や燃料代が上乗せされる。
これが、私をしてエアコン設置を躊躇(ちゅうちょ)させた大きな理由の1つでした。
(狭山ヶ丘中学校エアコン工事3億1200万円、うち純然たるクラー分1億4000万円)
なのに、
そういう問題を度外視して『暑いからクーラーを』と言われる方々がいます。
そのチラシを見たら、よその市では入っている。県内もクーラー導入率は48%だ、と書いてありました。
そうです。東京都は99%、所沢市より暑い九州平均は19%です。全国平均で32,8%です。
それでも東京の仲間入りしたいのでしょうか?
『緑と笑顔あふれる自立都市』と標榜する所沢市はそれでいいんでしょうか?
また、どうでしょうか、
クーラーは入っていても、「維持(するお金がない)できないから公共施設を3割廃止し」
なければならないこともある。
また、クーラーが中学校10校のうち5校に入っている狭山市でも、学校を3校統廃合して、なんとか均衡を保とうとしている、のです。
財政が厳しい中、それぞれの市はそれぞれのやり方で市政運営に工夫を凝らしております。
所沢市は、現在は小中学校など公共施設は維持する方向で今はいます。(適宜見直しはしなければなりませんが)
教育に関する「人的支援」では、学習支援員各校1人、小中連携支援員5人、特別支援教育支援員各校1人+3人、心のふれあい相談員中学各1人+小学校16人、学校運営マルチサポーター6人、学校図書司書補助員中学校各1人+小学校5人、心身障害児介助員 特別支援学級設置校に各1人+第2幼稚園1人、小学校外国語支援員16人、教育センターに配置された先生のたまごの支援員などで学校現場を補強し、他市に比べ物にならない充実を持って子供たちの教育に充てています。
その総額は3億3500万円です。
そして、先生方と子どもたちがじっくりゆったり向き合える時間を確保すべく、
これからの施策を検討中です。
保育園だって公立保育園を確保し、朝7時から夜8時まで保育を行い、他市に比べ、充実させています。
保育園の数や受け入れる定員だって、同規模の越谷市(36園、3626人)川越市(42園、3416人)そして、所沢市は56園、4930人です。保育料だって同じ所得ならば、本市は安く保育料が設定されています。
市民税均等割6000円の世帯なら 3歳未満児6500円3歳児4600円4歳以上児4600円すべて最低金額(さいたま市、川越市、川口市、越谷市、狭山市、入間市、飯能市、東松山市の中で)
そして、24時間365日、所沢市内において小児救急の受け入れを確保し、よその市にない態勢を敷いてきているのです。
今は思いつくまま書いてみましたが、
何に重点を置き、何に薄いか、それはそれぞれの自治体の姿勢なのです。
すくなくも30度を超えるのが、年間10日であって、
クーラー1日稼働あたり48万円+αの税金投入となってしまうのならば、
所沢市は、
教育においては
年間一時期の「より快適な学習環境」のため、数十億の税金を使って、温暖化を助長させる道を取るより、
教育の充実は中身で勝負していくつもりです。(緑のカーテンやサマータイムや夏休みを長くし冬休みを短くするなど、工夫の余地があります)
クーラーを入れた自治体と、入れていない自治体に学力の相関関係は全くありません。
全国の学力テストの結果がそれを証明してくれています。
学校内部でも、トイレが老朽化して管がボロボロです。
トイレを直し、併せて洋式化していく計画を立てましたが、
エアコンを優先すれば、その計画もダメになります。
千葉市議会では、まったく同じ問題が起き、
市議会はトイレ優先、クーラー不要、で結論を出して終わりました。
あれもこれも、は無理の時代です。
あれかこれか、で行くしかない世の中なのです。