ガッツ藤本(藤本正人)のきょうのつぶやき

活動日記ほど堅くなく、日々の思いをつぶやきます

宮台真司 著 『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』

2014-04-28 00:33:25 | 本・映画など

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宮台真司氏の『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』を読んだ。

このところ自分は宮台氏に共感しきりである。

難解ゆえに読みこなせている自信はないが、おおまかにまとめておきたい。
間違っているかもしれないが。

著述の目的は「私たちは何処へ向かうべきなのか」を明らかにすること。
そのため、
「私たちの現在を可能にしたものは何か」を明らかにすることで 「現在が可能にするもの=向かうべきところ」」を導き出す、
という考えに従って、今まで、と、今、と、これから、が示されていた。

以下、ポイントとなる単語を羅列したい。



今まで
・共通前提・生活世界(顔の見える社会)、共同体・・・・・・が存在していた。

それが、
・ 社会がグローバル化、多様化、市場化、過剰流動すること

によって
・中間層の分解がすすみ、共通前提(みんなが共有する価値観など)が当てにできなくなり、
それゆえ
・人々は市場と行政になんでも依存するようになり、社会はマニュアル化、システム化と法治化によって対処してきた。
(別の言葉で言えば、
「剥き出しの個人」が跋扈し、共同体を飛び越えて、直接行政にモノを言う人も増え、
行政も人々からの攻撃を逃れるために、例えば、公園から箱型ブランコを取り除いたり、池には必ず柵をしたり、言い訳の準備に終始し収縮し始め、一方で、何が正しいかわからない、何でもありの世の中で,理解不能の動機による犯罪が起これば、やれ監視カメラをつけろ、やれ警備を強めろ、などと不安が増幅する【ように経済界からは利用され】社会が共同体で処理せず【できず】に警察に電話したり、訴えたり、行政に厳罰化やルール化を求めるようになってきた。(法化、監視化)また、異分子を見えないところに追いやっていくゾーニング化が進み、疑心暗鬼と神経質化とどこでも同じな16号線的風景化が進んでいった。(ゾーニング化で言えば、喫煙に対しての世間の反応を思い出す)
また、価値観の多様化による何でもありの世の中にあっては、「うまく切り抜ける」ことを求められるらしい。
一方、政治の世界においても、刹那の不快を解決することに終始して、全体を見る政治家が居なくなっていった。
こうして、システム化がますます進んでいき、ますます隙間や余剰のない世の中になっていった。)

それによって、ますます、

・共同体が空洞化していくしかなくなっている。同時に、システムを作って、それを利用してきたはずの我々がシステムに支配されるようになってしまった。
また、ITの進展は、
フィールグッド・ステイト化を進め、気づかぬうちにシステムに取り込まれ、社会を意識して考えることをさせなくなった。
それが今である。

そこで、これから、

善き社会を作ろう!
だが、今動かないと、生活世界が完全になくなり、共通前提がなくなってしまったら、もう善き社会は作れない。
(善き社会とは、他人の幸せを自分の幸せに感じられる人がいる社会であり、そのためには何が善き価値かが共有されている必要がある。それには、生活世界の共有や共同体の存在が不可欠となる。)

例えば、ヨーロッパでは、自立した共同体を取り戻すため、スローライフ、スローフードなどの運動が起こっている。
しかしながら、日本の場合、
・依存的な共同体(任せて文句タレル)であり続けてきた。そして、意思決定において空気が支配する特質をずっと持ち続けてきた。
(戦争についても、やめるべきだと誰もが思っていたのに、【ここまで来たら、やるしかなかったと後で述懐する人が多いように】、空気が決めてしまう特質は、原発についても同じ道を歩んでいる。)
「皆が前提とするはずだと皆が思う」ような大きな政策は変えることができない≒分かっていても戦争も原発もやめられな(かった)い、心の習慣のようなものが日本にはある。

生活世界が壊れる原因を作ったのも、システムであったが、今や、システムを避けては通れない。
そこで、生活世界を取り戻し、共同体の空洞化を止めるにもシステムを使う事になる。
(やらないのもやるのも作為的であるのと同じように)
その方法として、参加と包摂がキーワード。1人1人の参加とそれによって包摂的な社会をつくる。
しかし、日本特有の依存と空気支配の悪弊があるので、
住民投票がその突破口となるはずだ。
また、そのための社会運動では弱者の当事者意識だけでまとまっていては広がらない。
カッコに入れた当事者性で「包摂」と「連携」をしていくべし。
やっている人が幸せそうに見えなければ運動は広がらない。


自分本位の理解であるが、そういうことだと思った。

そこで私はこの逸話を思い出す。
クラーク博士が札幌農学校に赴任してきたときの話である。
赴任早々のクラーク博士に「では、校則はこうしましょう、ああしましょう」と教頭先生? が提案して来たときのことだ。
その時クラーク博士はこういったという。
「BE GENTLEMAN これで十分だ。」と。
紳士とは何か、が共有されているからこそ、の逸話である。
そういう共通前提、土台が今はあるだろうか?

宮台氏いわく、
「人を殺してはいけないと思っていて人殺しがない社会」と
「人を殺しても構わない、と思っているのに人殺しのない社会」
ではまったく意味が違う。
前者よ、善し、である、と。

そういう土台を私たちは失ってはならないのだ。
その土台がなかったら民主主義もおぼつかない。

民主主義とは、自治であり、自治とは参加と包摂に帰結する。
そのためには、引き受けて動く人を増やすこと。
それが自立的共同体だ。
そのためにはプラットフォーム(人と人が共に拠って立つ場所)の保全も鍵となる。

宮台氏は、住民投票が日本人への目を覚まさせる試みとなるだろう、と言われた。
きっとそうなのだと思う。

引き受けて動く、その態度からのみ自治は成る。
共同体の空洞化を止めよう。
・・・・・・・・・
本当につくづくそう思った。

そして、もう一つ。
うまく切り抜ける、ことを求めるようになる、とのことだが、確かに、教育もそうであった。

新しい学力観(ペーパーテストではない力)も生きる力もそういえば、うまく生きる力の事だった。
日本は外国に比べ主張ができないから、ディベート力をつけたり、相手に応じて臨機応変にこなしていく力を要請したものだった。とすれば、これからは、やはり生きる力ではなく、善く生きる礎をつけるよう転換を図るべきなのかもしれない。
うまく生きる から 善く生きる へ  である。

 

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行事かずかず その2

2014-04-26 16:05:38 | 行事を見たり聴いたり活動

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今日は、生涯学習センターの「ボランティア人材バンクフェア」に行ってきました。

行事かずかず、で紹介しなかったこと悔やまれます。

さて、行事の追加です。

5月1日(木)
多門院とリサイクルふれあい館エコロをめぐる無料バス運行

バスは、
航空公園駅発 →多門院→エコロ→航空公園の循環
です。
多門院では、寅まつり(毘沙門天の化身の寅に願いをかけるお祭り)が開催され、牡丹もすっごくきれいですよ。
エコロでは、古着市や古本市が開催されます。
バスの乗車時刻は航空公園駅発で9時から30分おき、(ただし12時と12時半は欠便)に3時半発まであります。
例年午前便は混雑、午後はすいているそうです。

5月1日(木)~
トコろんのエコバック販売開始
1枚280円で色は紺、みどり、ピンク、スカイ、若草色の5種類。
発売場所は市役所1階福祉の店「ポピンズ」(10時~3時)・リサイクルふれあい館エコロ(除く月曜)

5月18日(日)
戦国 滝の城まつり
午前10時~午後3時30分まで
・武者行列は東所沢駅10時発 滝の城址11時半着
・合戦 3時 
当日は、出店が出るほか、祭りばやしや太鼓、居合などもあります。
詳しい問い合わせは
柳瀬まちづくりセンター 2944-2113へ


コメント (2)

行事かずかず ゴールデンウィークほか

2014-04-23 08:51:39 | 行事を見たり聴いたり活動

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よいお天気が続きますね。

出勤時、ケヤキ並木の緑を見て、春の素晴らしさを感じています。

さて、市の行事をお知らせします。

4月26日(土)
第62回子ども写生大会 (於 西武園ゆうえんち)
入場受付 am  9時~正午
雨天は翌日、それも雨なら29日に順延
問い合わせ 04-2998-9242 市教育委員会社会教育課

5月10日(土)
「『マチエコ』シンポジウム 未来の子どもたちに残したいマチへ 」
あのねのねの清水国明さんの講演ほか
私もシンポジウムに出ます。
ミューズ中ホール
1時半開演~ 3時45分

5月6日(火)
みどりのふれあいウォーク(雨天決行)
小手指が原→埋蔵文化財センター→白旗塚→クロスケの家→狭山丘陵→狭山湖 狭山不動尊 をあるきます。
集合場所 小手指駅北口 
受付am9時~10時半まで
所沢市と西武鉄道の共催で行います。毎回大人気で、東京からたくさんの方が訪れます。
問い合わせ 市みどり自然課 2998-9373

4月26日(土)・27日(日)
所沢、入間地区 高校演劇発表会
於 中央公民館(まちづくりセンター)
詳しくは   うーん、ネット上ではまとまった情報がありません。
まちかどでポスターが貼ってあります。

5月11日(日)
所沢市民吹奏楽団 定期演奏会
於 ミューズ大ホール
開場 午後1時20分 開演 午後2時http://tokosui.main.jp/index.htm/index.php?concert


行事じゃないけど…


みどりのカーテンをつくろう!

アサガオ・ゴーヤの種を配ります 計アサガオ・ゴーヤ各3000袋

配布日時 5月1日から(なくなり次第終了)
場所
各まちづくりセンター・小手指公民館分館・市内各小中学校・市立保育園、幼稚園・市立児童館・リサイクルふれあい館エコロ・男女共同参画センターふらっと・市役所みどり自然課

もういっちょ

ゴールデンウィーク中も小児初期救急は安心です!!
昼間、夜、深夜ともに
西埼玉中央病院、防衛医大、医師会、薬剤師会などの協力をいただいて、
市民医療センターは開院します。
(そのほか国立精神・神経医療研究センター、城西大学、都立小児医療総合センター、埼玉医科大学の先生方の協力も得て行います。)

以上、思いつくまま…。

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時間外手当を少なくする試みについて

2014-04-14 13:59:34 | 市役所でのこと

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春になりました。

新入職員も入りました。採用する数、71名。

保育士が14名、保健師1名、看護師2名、精神保健福祉士2名、技術職8名そして、事務職44名である。

一方退職する職員は88名。 そのうち再任用社となる人は42名。

新規採用職員には、今まで研修が行われていた。

私も彼ら彼女らに期待を語った。



新鮮な心持ちを忘れず、スポンジのように吸収し、システムを熟知してのちは、

人間として自分の頭で考えながら、超親切な市役所を作っていってもらいたい。



て、本日、3月までの時間外勤務手当の結果が出た。

3月は議会もあって、連日遅くまで対応してきたので(28日は、翌日の午前1時半まで)削減は難しいと覚悟していたが、

皆が意識して頑張ったのか、時間数でいうと昨年3月比で15,3%減、額で言えば1136万9292円減となった。

これで、25年度としては10月に取り組み始めてから3588万841円の削減を達成した。

職員自らの提案でシステムを変えたこと、そして、意識して努めたことにより、
時間外手当は昨年より平均11,3%減らすことができた。

今後もシステムとして対応していくので、引き続き削減は続いていく。

減らしたお金は市民の為に行う各種事業に充てていきます。


以上、報告といたします。

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第5回 市長のこんにちは訪問 お達者クラブ・リンク

2014-04-06 16:49:49 | 市長のこんにちは訪問

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お達者クラブは市内54団体ある。

今日は、その中で市内和ケ原で活動をされている お達者クラブ・リンクを訪ねた。

場所は三ヶ島8区の集会所。

車を降りると、外の道まで、部屋の中からもう歓声が漏れてきた。

「ぼっちゃ」なるゲームに赤青2チームに分かれて競っているところだった。

ぼっちゃは冬季オリンピックのカーリングに似た遊びで、氷上ではなく床の上で、直径10cmほどの玉を転がし、
指定された円の中にいくつ入るかで競うゲームだ。

やってみると、これが結構難しいし、勝負事だから気合も入る。

活動は第1・第3金曜日午前10時から午後2時まで

伺った当日は祝日の3月21日(金曜日)だったが、その日も活動されていた。

10時に始まり、まずは茶話会、そして、そのあとお昼ご飯を食べ、最後に2時間ほどゲームをやったり、様々な活動をされている。

私がうかがったのは最後のゲームの時間からだった。

お昼ごはんは前日から仕込み、当日は鍋を持ち寄り、弁当箱に盛り付け、松華堂弁当を提供する。

結構 量を盛っているけど、みんなすっかり食べて行かれる、という。

みんなで食べるのは美味しいし、気持ちもこもっているからだ。

配食はしない。それは「集う」ことに意義があるから。

これは1回に300円をいただいている。

昼飯後の活動ではボッチャのほかにグランドゴルフ、室内運動会、パンくい競争や玉入れもやってしまう。
もちろん、玉入れにつかうお手玉は参加者みんなで作るのだ。
以上は介護予防として体を動かす企画として。
そのほか、折り紙やネクタイで作るネックレス、楊枝入れなど  教える人がいて、習う人がいて、何でもみんなで作ってしまう。

育成会と子どもたちとでクリスマス会もあります。シルバー人材センターの人に来てもらっての企画もあります。
いや、かっぽれやフラダンスや大正琴もやりますし、日帰り旅行も企画します。

ネクタイは、もう締める機会もありませんからね、と男性ボランティアさん。
会社を引退するということはネクタイを不要とする、ということなのだ。

代表の横山さんと小林さんのお二人が男性、女性は9名。
平均年齢は73歳。
閉じこもっていないで
お年寄りみんな外に出てくる地区にしたい!!

そういう願いとともに、
「自分もこの活動をするおかげでひきこもらずに済んでいます。有難いことです。」
「自分にも何かひとさまのお役にたてることがないか、と思って参加しました。」
など、自身を振り返るお話も伺った。

活動に参加し、お話を伺って、そのお話が楽しくうれしく、予定時間を30分もオーバーしてしまった。

(運営者ではなく)参加者の皆さんがお帰りになるとき、こういわれた。
「今日は最後のところを見に来られたけど、今度はぜひお昼ごはんを見てほしいわ。」 
集う側にも、思いがあるのだ。

そういえば、私が来るというので、参加者のおおやさんが絵手紙風の色紙を描いてくださって、入口に貼って、私を迎えてくださった。
色紙に曰く

「  いついつも 笑がをで 集ふ 幸せを  おおや  

達者クラブ・リンク

素晴らしく有難く・・・、言い尽くせぬ思いを胸に 運営者、参加者 皆様の幸せを願って、私は和ケ原商店街にある三ヶ島8区集会所を後にした。



お達者クラブ・リンク の運営者のみなさん

ありがとうございました!!







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