なんか、すごくいい映画でしたねぇ。
帰りのエレベーターで一緒になった人に思わず話しかけた。
そうですねぇ〜、ほんとに~。
相手からも間髪入れず返ってくる。
誰かと共有せねばいられない、そこはかとなき感動の映画だった。
以下 映画の紹介文から転記)
底抜け正直者のインド青年と、声をなくしたパキスタンの迷子。ふたりの旅が、世界にステキな奇跡を巻き起こす!
カビール・カーン監督が贈る、正直者のインド青年と、声をなくしたパキスタンの迷子が織りなす国や宗教を超えた感動の物語。主演は『タイガー 伝説のスパイ』でも監督とタッグを組んだサルマン・カーン。パキスタンの小さな村に住む女の子シャヒーダー(ハルシャーリー・マルホートラ)は声が出せない障害を持っている。彼女を心配した母はインドのイスラム寺院へ願掛けに連れて行くが、シャヒーダーは帰り道で一人インドに取り残されてしまう。そんなシャヒーダーが出会ったのは、ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者のパワン(サルマン・カーン)。バカ正直で、お人好しなパワンは、これも、ハヌマーンの思し召しと、母親とはぐれたシャヒーダーを預かることにしたが、ある日、彼女がパキスタンのイスラム教徒と分かって驚愕する。歴史、宗教、経済など様々な部分で激しく対立するインドとパキスタン。それでもパスポートもビザもなしに、国境を越えてシャヒーダーを家に送り届けることを決意したパワンの旅が始まる......。
久々にばか正直でお人善しの主人公に出会った。
数々の壁にぶち当たっても、その正直さと善人さが、周囲を感化し、変容させていく。
社会が善くなっていく。
こんな人になりたい! と自分は若い頃からずっと思ってきたのだった。
そして、教師になってからも、生徒たちにそう語ってきたのでもあった。
「お人善したれ! できることなら実力あるお人善しに。」と。
自分の青春時代からの思いを思い出させてくれる感動の作品に逢って、
もう一度その願いを実践できるよう生きていこう、と誓ったのでありました。
インド映画ゆえ、笑いあり踊りあり。でも、ラストシーンは泣けますよ~