令和3年度一般会計予算のうち
こども 216億9099万円 関連について説明します。
児童福祉には、予算の大きいものでは、
保育園、児童手当等、子ども医療費、障害児福祉、放課後児童対策などがあります。

児童福祉(216億9099万円 /昨年度は214億4119万円)
・保育園関連106億8352万円
・児童手当48億5000万円・児童扶養(ひとり親家庭)手当9億6232万円
・こども医療費10億4997万円・ひとり親家庭等医療費1億3799万円
・放課後児童健全育成費(生活クラブ・児童クラブ)6億6075万円 / 昨年度 5億8418万円
・障害児福祉費15億7110万円 ・子育て支援事業費2億8909万円
では、もう少し詳しくご紹介します。
◎保育園関連(106億8352万円)
○公立保育園運営費19園(保育士の給与含む)40億7896万円/ (昨年度41億6252万円)
○民間保育園へ 66億456万円 / (昨年度62億4958万円)
(民間保育園36園、認定こども園8園、地域型22施設、新制度幼稚園2園を含む)
その中には、
○公立保育園19園に対して・・・40億7896万円
・人件費(正規保育士362人、フルタイムパート128人、パート359人)・34億2875万円
・施設整備(西新井保/エアコン改修)・・・・・・・・・・・・・・計3033万円
・施設修繕・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3882万円
・備品購入費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・996万円
・燃料費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1189万円
・光熱水費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7240万円
・調理業務の民間委託・・・・・・・・・・・・・・・・・合計2億151万円/年/10園
(小手指、新所沢、松井、柳瀬、松郷、並木、西新井、西所沢、吾妻、山口保育園)
・保育士人材派遣活用事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1032万円
(保育士不足で臨時職員も募集してもなかなか来ない。そこで派遣事業者と契約して補っていく。)

○民間保育園等に対して・・・66億456万円
・保育園運営36園委託・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36億146万円
・こども園、新制度幼稚園、地域型保育所運営委託・・・・・・・・・20億4053万円
・低年齢児保育・時間外保育・アレルギー対応などに・・・・・・・・2億5048万円
・障害児保育に対する補助・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1億792万円
・保育の質改善のための補助金・・・・・・・・・・・・・・・・・・4億8051万円
(例えば市では保育士の処遇を改善するため1人当たり23500円/月、給料に上乗せ
してもらう補助もしています。)
・保育士宿舎借り上げ補助・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5755万円
《保育士の成り手がいない状況(みんな高給の都内保育園に行ってしまう)に少しでも手を打つため、
法人が保育士のための宿舎を市内に借りた場合、補助を出して支援 ※上限67000円/戸・月》
などが含まれています。
・病児病後児保育委託料(くわのみ本郷・瀬戸病院・ケアステーション)・・3037万円
・一時預かり保育に対する委託料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9193万円
・地域子育て支援拠点事業への委託料・・・・・・・・・・・・・・・・・・9424万円
など、保育園などで行っているものへの補助をします。
◎お金による支援
★児童手当(48億5000万円)
(3歳未満児15000円/月・小学生以下第1,2子1万円/月、第3子15000円/月・中学生1万円/月)
なお一定以上の所得のご家庭は5000円です。
★児童扶養手当(9億6232万円)
《ひとり親家庭で一定所得未満の世帯への手当て10180円~43160円/月(子ども1人の場合)
それ以上の場合、加算が出る。
★子ども医療費(10億4997万円)
( 中学校卒業までの子どもの医療費無償化に伴う負担)
※ちなみに令和2年度は当初予算より2億5565万円減額となりました。
それだけ子どもが医者にかからなかったということ。
コロナで控えめ、しかも、インフルエンザも流行せず・・・ということか?
★ひとり親家庭医療費(1億3799万円)
ひとり親家庭の一定所得未満の家庭の親子の医療費負担
◎障害のある子どもの施設,施策 15億7110万円
★松原学園(知的障害等のある未就学児の学ぶ園)・・・・・・・・・・・1億7361万円
★かしの木学園(肢体不自由児等の未就学児の学ぶ園)運営委託・・・・・7609万円
★こどもと福祉の未来館(子ども支援センター分)
・こどもと福祉の未来館発達障害児療育支援マーガレットの運営委託・・・・・・1億4104万円
そのほかに
・介護給付費・・・・・・・・・4050万円
・障害児通所給付費・・・・・11億9645万円
・補装具給付費・・・・・・・2985万円 補装具の購入や修理に対する補助です。
・障害児相談支援給付・・・・2283万円 さぽっと・ぽぷりにて障害児を持つ家庭の相談を受けています。
・レスパイトケア事業(日中一時支援)費補助・・・2336万円
・移動支援事業補助・・・・・・・460万円
・日常生活用具給付費補助・・・・892万円
・障害児生活サポート事業補助・・・・・150万円
◎子どもの居場所
★こどもと福祉の未来館(子ども支援センター分)
・こどもと福祉の未来館のなかのひろばルピナスの運営委託・・・・・・・・・・・2880万円
★児童館費(4億6810万円)
・児童館運営委託費(12児童館あり、指定管理者に委託しています)・・・・・4億2076万円
・まつば児童館(松井小前)の屋根と外壁改修工事・・・・・・・・・・・・・・・2794万円
★放課後児童健全育成費(放課後児童クラブ)(6億6075万円/ 昨年度5億8418万円)
・児童クラブ委託・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計5億2916万円/ 昨年度4億4338万円
(公設31園・4億542万円/昨年度3億5121万円・民設民営10園・1億2374万円/ 昨年度9217万円・8施設)
※施設数が変わらなくても、受け入れ人数が増えて拡大していますので、委託費は増加しています。
・低所得家庭や兄弟がいる家庭への保育料減免に対する補てん・・・・・・・・・・・・・5262万円
・中富ほうかごひろば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・825万円
・泉・若松・牛沼児童クラブをそれぞれ拡大。教室を改修・・・・・・・830万円
(泉児童クラブは3階家庭科室を改修2→3支援単位に。若松児童クラブは1階ランチルームを改修、1→2支援単位に。
牛沼児童クラブは1階第2保健室を改修1→2支援単位に。)=定員40人×3=120人増
・北野児童クラブが、学校内(1階生活科室)に入り部屋改修、既存施設解体・・・・・・・・・・・・・・3075万円
・児童クラブ全般の修繕費用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1109万円
※話題)放課後の子どもの居場所の定員拡大について
昨年度は、4月に112人増、
7月に40人増 -16人(計136人分)
(こばと、つばき、わかば、すみれ生活クラブの定員を拡大し72人分+民設民営2園で80人分
《KIRACCO Ami 40人(北野・小手指小校区)+サクラタウン児童クラブ40人(和田・安松小校区)》
ところが、教室内に入った 椿峰児童クラブが定数減-16人
でした。
そして、令和3年4月には160人増
・富岡学童クラブ+40人、椿峰児童クラブ+40人、
民設民営クラブ2クラブ80人分が開園《NPOひだまりみなみ(南小校区)と株ひまわり(所小校区)》
そして、
令和3年度中に
上述した3つの児童クラブ(泉、若松、牛沼)の拡大と北野児童クラブ+28人で148人増
を図っています。
◎そのほかにも
・ファミリーサポートセンター委託料(新所沢駅前のUR内にある)・・・・1340万円
・ところっこ親子ふれあい絵本事業開始・・・・・・・・・・・・・・・・・217万円
1歳6か月児健康診査のとき、絵本を読み聞かせ。絵本交換券をプレゼント。
絵本の引き渡しは、児童館、図書館、こどもと福祉の未来館、一部の保育園などで行う。
そうやって、子育て支援機関につなげ、親子同士や機関が身近になって利用や相談にも
つなげていく狙い。
・多言語対応アプリ(30か国語対応/こども支援課、こどもと福祉の未来館に配置)47万円
以上が、児童福祉費関係216億9099万円の大まかな中身です。
こどもでいえば、そのほかにも
「健幸長寿編」で
・新生児聴覚検査助成・・・・・・・・・・・・・・636万円
・小児初期救急医療(365日、日中、夜間、深夜)・・・2億1428万円
所沢市は、医療センターを中心に、どんな時でも子どもが小児科医に診てもらえるよう体制を敷いています。
・また母子保健事業として 乳幼児健診や乳幼児訪問などの諸事業もやっています。
「教育編」(既出)に
・ほうかごところ関連費5554万円・公立幼稚園費1園4055万円・私立幼稚園費17園・計14億1408万円
また、認定こども園の預かり保育関連経費も含まれます。
「成長作戦 道路・河川・公園編」に
★カルチャーパーク
もさらに子どもたちの喜ぶ施設に変身中です。
などがあるでしょう。これらについても後日説明いたします。