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8月26日 ほっとふる柳瀬にお伺いしました。
ほっとふる柳瀬は 平成19年度 から活動をされています。
県の 地域サロン改造費補助 の出る その少し前から 地域発で 始まりました。
家主が亡くなってしまって空家になっていた家を お子さんにお願いして 使わせてもらったのだと。
挨拶は岡田代表から、そして詳しいお話は 森口さんから伺いました。
活動は、基本的に毎週 月・水・金の週3日。午前10時半から午後4時まで。
利用者は一回100円の利用料を払って、スタッフも月に一回は100円払って、参加します。
運営自体は年に20万円社会福祉協議会から補助を受け、残り10万円を自己資金を集め行っているとのこと。
スタッフさんもみんなお元気で笑顔が美しい。 だからこそ人が集うのでしょう。 また、女性が多いが男性の方もおられました。
なお、お酒は出さないのだそう。 だって、そうしたらBARになってしまうから。
スタッフさんもそれぞれ得意分野があって、それぞれの場面で力を発揮。
利用者も 食事に来たり、お話に来たり、仲間に会いに来たり、囲碁や将棋に来たり、歌声喫茶に来たりと
好きな時に参加しています。 みんなで歌を歌う日には、伴奏する人が来てくれ カラオケではなく、みんなで歌うのだとか。
きっとそのほうが 昔懐かしい歌もあって 心合わせることもできるのでしょう。
雨の日も嵐の日も、スタッフが来てサロンを開けるという。 そういう日でも来られるおじいさんおばあさんがおられるのだそうです。
また、タクシーで来られる方もいて、
集うということ、受け入れられ受け入れるということの重要性を 感じることになりました。
教育と教養。 よく言う言葉ですが、今日行くところがあって、今日用事があることが つながり であり、 存在感であり、
幸せにつながっているのですね。
そして、それが長寿にもつながっていく・・・。
ほっとふる柳瀬は、こういった活動のほか
・交通弱所にとっての街づくりに対するチェックと提言
・やなせ福祉まつり の企画運営
・障がい者サポート などに対する各種研修会の実施
そのほか、今後は地域のお助け隊の活動も発展させていきたいといいます。
「これならボランティアできますよ」 という人と、 「このことで困っています、誰か助けてもらえませんか?」 という人をつなぐ 支えあいの仕組み であります。
ほっとふる柳瀬
利用者はお年寄りに限らず 子どもも障がい者も でありました。
最後に『ほっとふる柳瀬の街づくり宣言』をご紹介して、報告を閉じることにいたしましょう。
ほっとふる柳瀬のやなせ・福祉のまちづくり宣言
世界の国々の中で最も高齢化が進む日本は、
これまで経験したことのない少子超高齢化の時代を迎え さまざまな社会問題を抱えており、
私たちが暮らす柳瀬地域でも 介護問題や子育てに悩む家庭が増加しつつあります。
住民主体の福祉のまちづくりに取組む『ほっとふる柳瀬』は、
安全で安心して暮らせる街づくりのために、人と地域の つながり を大切にします。
私たちは、若いお母さんを応援し、未来に羽ばたく子供たちの夢を育む活力のある街づくりを目指します。
私たちは、
貧しかった日本を豊かにし、家族と社会を支えてきた人生の先輩たちが、やすらぎ 憩える街づくりを
目指します。
私たちは、柳瀬に暮らすすべての人たちが、やさしさと思いやりでつながり、支えあう
ほっとふるな街づくりを目指します。
そして、いつの日か このまちに暮らして良かったと 子供たちも大人も誇りに思える
ふるさと柳瀬 となることを願い、
一人ひとりができることを大切に たゆまず、めげず、あきらめず、
そして、たのしく、息長くつながっていくことを誓います。
平成21年3月6日 やなせ福祉まつり にて
最後の「そしていつの日か…」のくだりは
私の好きなマルチンルーサーキング牧師 の「I have a dream」の一節が思い出され
スタッフのみなさんが ほっとふる柳瀬の創設にかけた思い・願いが切実に伝わってきました。
みんな一緒に はい チーズ みなさまの活動に心から敬意を表し、そして、皆さん元気に末永く活躍されますことを。