にほんブログ村 ←クリックお願いいたします。
1月23日(木)
第3回 市長のこんにちは訪問は 早稲田大学浅田ゼミと小学校の取り組み を訪問した。
教育系のゼミ 浅田ゼミ は「ゼミの場 即ち 教育現場 」ということで 明峰小学校にてゼミを開催、
学生(含院生)は午前中は授業に入って教育実践、午後は小学校の一室でゼミが展開される。
つまり1日中、小学校にいてくれるのだ。なお、ゼミは先生方にも公開である。
2年前までは北小学校にも来てくれていて、隔週で明峰小、北小をゼミの場、にしていたが、
やはり、同じ学校で先生方や子供たちとの関係を築いたほうがよい、
ということで明峰小学校に絞って、今は展開されている。
1時間目に全学年一斉チャレンジタイムを見学した。(普段は低学年と高学年では違う時間にやっているらしい)
これは、児童がプリント学習で自学して、答え合わせをした後、それを廊下にいる学生に点検してもらう形で行われる。
先生は各担任が教室内を巡視、ヒントを与えながら見回っている。
また、どうしてもわからない場合は、別教室にて先生が控えていて、子どもたちはプリントを持ってそこへもやってきていた。
公文式、のようなもので、答えは廊下に掲出され、そこで答え合わせを各自していた。
だから、4年生でも2年生の内容をやっていてもよい、のであった。
(教室では各クラスごとに机の配置を工夫していた。このクラスはみんな外を向いて勉強)
チャレンジタイムで感じたこと。
小学校は時間数では、がちがちではない、ということ。
小学生はまじめに頑張っているな、ということ。
(中学生だとちょっと心配が出てくる。)
この形式だと地域の人、というか大人たちの参加が期待されるな、ということであった。
※文科省推奨の豊後高田市に土曜授業を見学に行ったが、まさに、土曜日の午前中、このようなこともやっていた。
また、教科によっては、塾の先生が英語の授業をしてもいた。)
学生は学部生、院生合わせて11人。
1年生から4年生にそれぞれ2人、5年生には1人、そして、6年生には2人が配置されている。(全てクラスは3クラス平衡)
チャレンジタイムのほか、ふだんは実験・実習の補助、学習の補助、環境整備の補助、クラス事務の補助も行っている。
網校長先生、浅田教授、そして、学生の皆さんに意見を聞いた。
学生がいるからできる、と言える授業を共同でやっていければ、と学生。
教師が楽をできる、というのではなく、ともに研究していくような態勢で行きたい、と網校長。
先生方にとっては、学生を使いこなすのもまた大変ですが、ぜひ、と浅田教授。
なお、チャレンジタイムにおける財政的指摘もあった。その一部は、何とか対処するつもり。
子どもにとっては「善き大人」との出会いが必要である。
昔、所沢中学の教師をしていた時、先輩の梅津先生が『子供にとっては善い大人に出遭うことが大切です。今日は善い大人に会えましたね。』と野球部の区立中学と練習試合をした時、おっしゃっていたのを思い出した。
早稲田の学生さんたちは、きっと子どもたちにとって、善き大人だろう、と思う。
先生方は外の人間が入ってくると、それだけで大変な部分も、またある。
これからは、まちづくりも人づくりも総力戦(協働)の時代に入った、と自分は覚悟している。
学校教育もまたそうなることになるし、ならざるを得ないだろう。
となれば先生方の器量も試される。
信じて任せる、これももっと確立していかなければならない。
そして、協働していくこと。
この二つを先んじて実践されている、明峰小学校と早稲田大学 浅田ゼミの皆さんに心から敬意を表します。