工事請負契約議案
1.東川地下河川第二期工事 作る会社と金額が決まりました。
東川地下河川第二期工事全部で2,5kmの地下河川のうち、すでに上流1209mは完成済み。今回の工事は西新井の流入立坑から下流1280m分の排出立坑まで。
・工事請負会社;初雁・古郡特定建設工事共同企業体
・工事費用; 25億7565万円(税込み)落札率61,19%
◎下調べ段階では、「こんな低い落札率でできるのか? 下請けをたたいてたたいて、安普請の手抜き工事になるのではないか?」という懸念がでた。実は応札した会社みんな予定価格より相当安く応札しており、県はそれぞれに大丈夫なのか打診したのだそうだ。しかし、シールド掘削機械を安く手に入れられる、会社の実績を伸ばすためにどうしてもとりたい、などの理由で安くてもがんばる、のだそうだ。落札率95%以上だと談合を疑われ、安いと手抜きを心配される。会社も議員も因果なものである。工事監督などしっかりしていく必要があるのではないかと思われる。 なお、この議案は10月10日、県土整備委員会で審議される。
2.県庁ほか全部で77カ所の防災行政無線の通信をデジタル対応するための工事
◎今までのままだと映像を送る回線が全国で1回線しかなく、複数都道府県で同時には使えないのだそうだ。デジタルだと5回線。映像送信先を絞って送ることも可能になるらしい。
・請負会社; 日本電気
・設置工事費用; 5億2185万円 (落札率は約7割とか)
3.中川流域下水道処理場の第4号焼却炉(250t/日)を作る工事
◎中川流域下水道は三郷市にあり、さいたま市、川口市、越谷市、草加市、三郷市、八潮市、春日部市、蓮田市、幸手市、吉川市、伊奈町、宮代町、白岡町、杉戸町、松伏町の10市5町の下水を処理している。
・ 請負会社;月島機械株式会社
・請負金額;9億4500万円(落札率95,94%)
条例改正議案
・手数料条例改正
温泉掘削権を引き継ぐ場合は親子でも会社合併でも、改めて許可を受け直し、お金を払わなければいけなかった。が、その手数料を安くしましょうね、という条例改正。
・暴力団員を県営住宅に住まわせないための条例改正
公営住宅での暴力団発砲事件を受けて、改正するらしい。
入居者、もしくは同居者が暴力団に属している場合、家族ごと退去命令を出せる。
暴力団に入っているかどうかは警察に照会できる。わかった時点で執行できる。
下調べの中で、「家族に罪はないのに、退去させるのか。」という疑問が出た。しかし、福祉的な意味もあり、税を投入して運営している県営住宅を暴力団に貸していいのか、入居希望者はたくさんいるのに、という問題なのだと議員から意見があった。離婚するか、暴力団を辞めればいいのだとのこと。ただし、偽装離婚ならばその場で退去らしい。やりとりには警察が介入するという。
・育児休暇の条例改正
育児休業制度のうち部分休業は小学校就学前までとれるようにする改正案
(産休は産前6週産後8週《給料全額保証》育休は3歳になるまでとれる《給料4割共済組合から》。
部分的に一日2時間まで部分休暇《その分減額》を取れるのを就学前までに
延長する改正。知事部局職員はすでに改正済み。
企業局と病院局の職員について追加改正するもの。
・春日部市が特例市になるのを同意してほしいという議案
《ちなみに現在政令市がさいたま市、中核市が川越市、特例市が所沢市、草加市、越谷市、川口市である。政令市、中核市、特例市の順で権限が増える。》