3月31日
市役所8階の食堂も本日をもって終わりとなる。
昭和62年、市庁舎が新築されて以来35年間、
職員のため、そして、訪れる市民のために昼食を(宴会の時は宴会食を)提供していただいた。
私が市長になってからの11年間でも、実は、3回事業者は変わった。
経営も採算が取れにくいのだという。
一方、夜使わないのはもったいないので、昼も夜も営業し、夜景も楽しめるバーもできないだろうか?
など、市としても検討したが、なかなかそれをやりたい事業者は出てこなかった。
昼だけでは採算がそれほど見込めない。
夜も経営するといっても、昼は安いままに夜は雰囲気よくできるのか・・・。
そこにコロナがやってきた。市には厨房の老朽化がのしかかった。
コロナで1つずつ席を空けて、黙食を強いられた。だから職員も連れだって来ることができなかった。
コロナで、役所に来るテイクアウト事業者の参入が激増した。
(というよりこれは外食産業支援の意味で役所が進めたことなのですが)
低価格な競争がテイクアウト系で熾烈(しれつ)化している。
そこに、厨房の老朽化で大規模改修が必要となり、
税金を数千万円かけて改修するのか、また、改修中でも営業できるのか、
などの課題にぶち当たり、市としても改修を断念せざるを得ない、と判断したのでありました。
従業員の皆さんは長い人で15年以上も、この食堂で働いてこられました。
馴染み(なじみ)のお客さんもいたことでしょう。
職員だけでなく市民の方も多くの方が食堂を利用されていたのですが、私としても残念であります。
年度末は、職員だけでなく多くの市民も来られて食堂を惜しまれていました。
皆様、ありがとうございました。
3月30日 最終日を前にして 従業員のみなさまと
(シフトなどの関係で写っていらっしゃらない方もおられます)