ガッツ藤本(藤本正人)のきょうのつぶやき

活動日記ほど堅くなく、日々の思いをつぶやきます

市長のこんにちは訪問 第2回 株式会社ビクセン

2013-12-23 10:22:33 | 市長のこんにちは訪問

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天文ファンなら知る人ぞ知る望遠鏡の会社「ビクセン」を訪問。


新妻社長さんと企画部社員のかわいらしい面立ちの藤田さんにご案内いただく。

会社は創業65年、新宿区にて創業された。今はドイツにもビクセンヨーロッパがある。

さて、昭和60年、所沢に本社を移された。それは理にかなっていたから、という。

その理とは、1、製品を都内に運ぶのに便利 2、望遠鏡の研究するのによい(空気が澄んでいる) の2点。

まるで、市民が所沢市を選ぶ理由(便利と環境)みたいだ。

ビクセンが選んだ街・所沢。分かる人にはわかるフレーズとなるはずだ。

さて、まずは、工場を見学させて頂く。

望遠鏡の部品を削っている人。ネジの溝も狂いなく、ぴったりにしなければいけない。
空気ももれないくらいに、製品同士がピッタリ合わなければならない。
機械を駆使し、人間の技を総動員して、作品(製品)は作られていく。

レンズ磨き。
レンズは黴(か)びるのだそうだ。丹念に丹念に汚れを拭き取っていく。これがだれでもできる技ではないとか。
クリーンルームで埃のない部屋で静かに作業は進んでいた。

そして、組立の部門。
そこで質問した。
「組立は組立、レンズ磨きはレンズ磨き、研磨は研磨と、職人さんは皆専門なんですか?」

社長答えて曰(いわ)く
「否なり」
と。
我さらに質(ただ)す。
「なんぞ流れ作業にて行わざらんや」(なんで流れ作業でやらないんですか?!)と。 

社長莞爾(かんじ)としてこれに答えていわく、
「他人に流してそれを任せて、豈(あ)に善しとせんや。製品は作品なり。作品は皆これ我が子なり。
集めて磨いて組み立てて、おのが力で完成まで見届けてこそ、真の親なれ。」と。
(社長さんはニッコリと頷いて言いました。
「他人に任せてどうしてそれでいいやなんて思えるでしょうか。
製品は作品なのです。そして、作品はみんなわが子のようなものなのです。
部品を集めて、磨いて組み立てて、自分の力で完成まで見とどけてこそ真の親ですよね!」)

「快なり!」一同刮目して涙セリ。(「そうか!!すごい!!」聞いていた一同は目を見開いて涙した。)

途中変なもの入れてすみません。しかし、すごいなあと思いました。
流れ作業の方が効率的と思いきや、そうではなくて、最初の作業から自分が一製品一製品最後まで作っていくのだそうです。まさに子育てのよう。そして、1日にいくつ作ろう、と職人さんは目標を決めて仕事しているんだそうです。
職人さんが主体的に関わっているのですね。
そして、製品は世界中で販売されていますから、たくさん作っても足りないくらいだそうです。

「みんな天文好きだからこの会社に入ったんですかね?」 

企画部門の若手職員に聞いてみたら、

「そんなこともないはずですよ。」

との答え。

拍子抜けして、そこに座っていた全ての社員に聞いてみた。

じゃあ、あなたはなぜこの会社希望したの?

すると座っていた4人全員、星が好きだから!!! 

なんだ やっぱりそうじゃないか?!

やっぱり天文が好きな人が夢を抱いて入社するのですね。

望遠鏡の全国シェアは6割とか。

望遠鏡の他にも双眼鏡、ルーペ、顕微鏡も作っているし、天体観察にべんりな毛布なども開発している。

ビクセンは所沢市の教育委員会などの教室、行事にもたくさん協力いただいている。

社長さんいわく

「星を売りにしてまち起こしをしようとしている自治体は
全国に結構あります。

そのまち起こしにも、もちろんご協力させていただいております。
しかし、その前にやはり地元の所沢市と連携して行きたいと思っているのです。

ありがたいお話である。

これを誇りに思って、連携し、所沢市の子供たちのため、市民のため、お力も頂きたいし、市としても出来ることは言っていただき、さらに大きくなっていただきたい。

自由な気風と独立心溢れる社風
それが訪問して感じた印象であった。

天文のビクセン!! 
世界に冠たる会社が、ここ所沢にあったのである!!


http://www.vixen.co.jp/

以下、株式会社ビクセンのビジョンをご紹介して項を閉じたい。

vision

当社は光学製品の開発、製造、販売を通じて、
「見る」感動を全ての人に伝えることを目指しています。
広大な宇宙、ミクロの世界、自然の真実を「見る」ことで、自然科学への理解が深まることに
貢献したいと考えます。

当社は光学製品の開発、製造、販売を通じて
「触れる」感動を全ての人に伝えることを目指しています。
製品のデザイン、性能に「触れる」ことで、光学製品の楽しさが広がることに
貢献したいと考えます。

当社は光学製品の開発、製造、販売を通じて、
「理解する」感動を全ての人に伝えることを目指しています。
サービス、コミュニケーション、モラルを「理解する」ことで、社会の一員として
貢献したいと考えます。

当社は、これら全てのビジョンのために、
「ビクセン」をよりよいブランドに成長させ、全てのお客様に貢献していきます。

な~ンだ、やっぱり星好きだったんじゃないですかぁ~のみなさん
(前列左が新妻社長さん、後列左から2番目藤田さん)



 

 

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1 コメント

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驚き (bono)
2013-12-26 23:51:00
約45年ほど前、中学校の科学部の部長をしておりました。
いくつかの班に分かれていましたが、私は天文班でした。
当時はけっこう多くの望遠鏡メーカーが有りましたが、今では余り見かけることが少なくなりました。
もちろん当時からビクセンは知っていました。
そのメーカーが東所沢にあると知った時には驚きました。
今ではあまり望遠鏡を覗く機会も少なくなりましたが、たまに科学館のイベントなどで観ています。
所沢近隣には科学館がないのが寂しいところです。
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