ガッツ藤本(藤本正人)のきょうのつぶやき

活動日記ほど堅くなく、日々の思いをつぶやきます

野生動物を助ける獣医師のお話

2009-06-30 23:50:50 | かんじたこと、つぶやき
ラジオ深夜便という番組がある。

先日こんなおはなしが聞けた。
野生動物を助ける獣医師のお話だ。
心に残ったことを書き記しておきたい。

野生動物(きつねや狸など)を助けても誰からも感謝されない。
農家からも奥さんからも嫌な顔されるし、当の動物だってわかってくれない。
ある時はあごが砕けたきつねをなおしてやったら、
放してやったらしばらくするとこちらを見る。
感謝しているのかと思っていたら、
突然こちらに向かって走ってきて、がぶりとすねをかみつかれた。
なおしてやったあごで、である。

野生動物を見つけて
「助けてください」
と持ってくる人は
おもしろいことに小学4年生以下と65歳以上の人だけなんだそうである。
この年代の人は未だ「(生物としての)ヒト」なんであって、
その後「人間」になるのだろう、と思うとのこと。
4年生までの子どもは純粋で心から動物のことを心配し、
獣医に預けた後は意気揚々と「善いことをしたぞ」と誇らしげに帰って行くという。

そうなんだろうなぁ、
こういう純粋な時期の子どもの心を大切にしてやりたいなぁ、
とつくづく感じた。

もうひとつ。
家族の中に父親がいるのは狸ときつねと人間だそうで、
きつねを見ていると人間のことがわかるのだそうだ。

母親は本能で育てているけど、父親は役目柄で動いているらしい。
ふだんきつねの父親は所在なくショボイんだそうだ。
餌をとってくると母親がおだてる仕草をするらしい。
そうすると生き生きしている。
子どもはある時期父親のまねばかりするときがある。
そのころの父親はヒーローでかっこいい。
父親もいろんなことをして見せ、輝くのだそうだ。

そうだろうなぁ、母親がくさしていたら男なんて全くダメだ。
賢い女性とは、その辺ができる女性なんだろう。
また、思った。
自分の家の下の子どもはお父さんのようにおなかが出ている、ことを自慢している。
ありがたいなぁ、と常に思っているが、そういう時期がきつねにもあるのか、と思った。

また、親が泳ぐと子どもも泳ぐきつねになるし、木登りをする親の子どもは木登りをするきつねになるのだという。
遺伝も重要だが、教育も大切なんだなぁ、とぐうたら父親の姿を見せている自分を省みた。
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