ガッツ藤本(藤本正人)のきょうのつぶやき

活動日記ほど堅くなく、日々の思いをつぶやきます

能動的なまちづくり マチをどう考え デザインするか

2024-04-06 17:34:31 | かんじたこと、つぶやき


           北野天神 ほの暗い参道を境内へ

昨夜は北野天神まで歩いた。

「夜桜あかり」という催しを楽しむためである。

さて、帰途のことである。

歩くと町の変化に気づくもので、


それは、K小学校付近を差し掛かったとき、最大になった。

すべての空き地、荒れ地、叢(くさむら)だった土地がいつの間にか住宅で埋め尽くされていたのだ。


確かに「市街化区域」の中ではある。

しかし、そこは東川のヘリで、この十数年のうちにも大雨で雨水が周囲から集まり、

護岸は崩れ、夜を徹して対処に当たった地帯であった。

だから、さいごまで叢であり、駐車場であり、空き地として残っていたのだと思っていた。


(土地を)売りたい人がいる。=地主

(家を)建てたい人がいる。=建設会社

(家を)買いたい人がいる。=引っ越してくる住民

そして、市街化区域内ではある。(べたで大まかなゾーニング)

しかし、それに任せてしまって よいのであろうか?!

地名には情報が含まれる、とは言ったものだが、(私はそのあたりの字名は知らないが)

開発において、もう少し、その土地についての情報伝達がなされないと

さいごはまた、役所の責任追及に終始してしまうことにならないか。


所沢は確かに人気が上昇している。

少し前までは、駐車場化(アスファルト化)が進んでいた場所も、

いまは、家がどんどん建てられている。

隙間はすべて埋められていくようでありながら、でも一方では、「10戸に1戸は空き家」でもあるのだ。


北秋津・上安松地区、若松町地区はじめ全部で5か所の区画整理で、

今後、30歳~40歳の家族世帯が、どんどん引っ越してくるのもわかっている。

人口を増やそうと汲々(きゅうきゅう)とする必要は 全くない。


空き家はどうするのか、市街化区域はどうするのか、
里山や農地はどうするのか?


今いる市民がなぜ所沢を選んだのか、何を望んでいるのかに耳を傾け、

地形や土地の成り立ち、土地の文化にも心をはせて、

既存のシステムに受け身でいるのではなく、

能動的なまちづくりをすることが きっと求められていると思うのだ。

今、役所で盛んに使っている用語=景観、グランドデザイン、プレイスメイキング、
エリアマネージメント・・・

も きっと同じ心なんだと 私は思う。



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