妖怪大戦争 ガーディアンズ
8月13日(金)封切り!
世界妖怪会議とは、いかなるものか。
地元市長として、恐る恐る参加した。
が、案ずるなかれ。 日本・世界の妖怪、モンスターが逸話とともに紹介されて、
それを かの荒俣宏さんが、現代から縄文まで、時代を超えて縦横無尽に色付けしてくれる、
いわば旅行記を聞くような楽しい時間であったのだ。
日本からは岩手、鳥取、徳島の知事、副知事が、世界からはタイ、チェコ、フランス、ドイツ、フィリピンの日本語のできる方々が、
それぞれ妖怪と地元を売り込んだ。
タイの妖怪「ナーンナーク」は、戦争から帰郷した夫を、すでに死んでしまった妻が出迎えるという
悲しい話の中の、妻の化身した妖怪である。
それを荒俣さんが
「タイの話は 日本の上田秋成の『雨月物語』の ’’浅茅が宿’ と同じ設定。これは、どちらも中国からの由来です。」
と解説する。
「妖怪は家族を大切にします。」「妖怪は、友達を大事にします。」「妖怪は子どもたちと仲良くします。」
会議ののちに、「妖怪宣言」の役を仰せつかった私だったが、
会議を通して感じたことは、
妖怪と人間がまだ一緒に生きていたころは、自然の中で互いを尊重してうまくやっていた、ということだった。
(今のように人間本位、人間至上主義ではなかった)
感想を求められた私は、
昨今のテレビCMを例に出し「いまは、除菌や殺菌、消臭ばやりだけど」と前置きして
ウィルスの逆襲に苦しむ今の世界を想起しながら、感想をのべた。
ちなみに、東京オリパラで掲げる基本コンセプトの一つも『多様性と調和』であった。
会議を終えて、映画の試写会に臨んだ。
そうしたら、なんと考えさせられることの多いことよ。
子どもに対してだけでなく、実は大人、いや、人類に対するテーゼがそこここに散りばめられていたことに気付き、
私は心揺り動かされ、かつ、唸ってしまった・・・。
なお、大魔神はこの映画の中で 八国山の将軍塚から眠りを覚まされお出ましになる。
それを記念し、サクラタウンともう一か所にも、このたびお出ましとのことである。
まずは、サクラタウン内での除幕式。
もう一か所は、どうぞ探してください! もうSNS上で話題と思いますので。