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県が県産木材を使った住宅建設を支援するという記事を見た。
県産木材を使って家を建てるなら最高34万円まで補助しよう、という施策である。
施策発表において上田知事は「(県の)山の活性化(伐って植える循環)が地球環境をよくすること」を訴えておられた。
その通りである。
木も人間と同じく、若い成長期におおいにCO2を吸収し、酸素を出す。
ゆえに若い木がたくさんあることが地球温暖化を抑えることにつながっていく。
しかし、現代の林業は外国さんの木の安さに追われ、切っても儲けがでない状況にある。
または、伐っても植えるまでの金が出ないでそのまま山が放置される傾向もある。
老木は新陳代謝も悪い。
また、間伐などの手入れのしていない山は細い木ばかりで、柱材にはならない。
(僕の勝手な解釈だが、次の世代に賭けるしかないので、花粉を多く飛ばすようになっているのではないか?)
その悪循環であった。
しかし、今は円安で外国産木材も高くなって国産材と変わらなくなってきた。
今がチャンスである。
所沢市も今年度、校舎の内装木質化事業(中央中・狭山ヶ丘中)を計画し、
富岡保育園建て替えも、木造でやることを模索している。
もちろん県産材を使いたい。
環境の意味から、そして地元の建築屋さん応援の意味も込めて、である。
さて、未来の子供に何を伝え、残していくのか!? ・・・・・ 「継承」が時代のテーマである。
映画でも、林業に挑戦する青年を描いた青春映画「ウッジョブ(wood job)」が封切りされた。
時代の潮流を僕は感じる。
「なんでもっとどんどん伐って売ってしまわないんですか?」
と問う主人公に、林業家が
「今伐っているのは自分の祖父が植えた木だ。それを祖父や父が間伐をして、枝落としをして・・・、
だから今、高く売れる木になっているんだ。
自分たちが今植えている苗も、伐るときには自分たちはこの世にいない。」
と言うセリフがある。
そうだ。 林業こそは継承を地で行く産業なのだった。
ウッジョブ ぜひ見に行きたい!!http://www.woodjob.jp/
ついでに、木材利用ポイントについて、
木材を使うとまたはペレットストーブを買うと特典がもらえる国の制度です。http://mokuzai-points.jp/