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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

旅先の読書・・♪

2008-02-21 08:23:00 | 定年後の思い
私達夫婦は、独り住まいの家内の母を誘い、温泉滞在旅行を年に数回行ったりしている。

私は定年退職後の年金生活の身であるので、
現役時代の頃は2泊3日前後であったが、
時間は自在に使えるので、5泊6日前後が多くなっている。

温泉滞在の時、日中は周辺の観光地を訪れても、
家内達のご婦人の興味のある処と、
少なからず男の子の私と興味の差異があるので、
私は独りで周遊したりしている。

私たち3人は、朝のひととき、夕食はゆっくりとビール、日本酒を呑みながら話に盛り上がれば、
私は寝具に身も心もゆだねて本を開いたりしている。

或いは雨などで外出が覚束ない時、
日中ののひとときに風呂に入ったりし、
その間は読書をしたりしている。

このような状況なので、温泉滞在旅行の場合は、
数冊の本を持参している。

今回の箱根の姥子温泉の7泊8日の場合は、
安岡章太郎、阿川弘之、庄野潤三、遠藤周作・各氏の『私の履歴書 第三の新人』(日経ビジネス文庫)、
司馬遼太郎、ドナルド・キーンの両氏に寄る対談『日本人と日本文化』(中公文庫)、
そして40年近く愛読している今月号の総合雑誌の『文藝春秋』の3冊であった。

『私の履歴書 第三の新人』に関しては、
尾崎真理子・著の『現代日本の小説』(ちくまプリマー新書)を購入した際、
同時に買い求めた一冊であった。

『現代日本の小説』に少なからず衝撃を受けたので、
文壇の健全なあの頃の『第三の新人』の頃は・・という思いで読んだりしたのである。

『日本人と日本文化』については、昭和47年(1972年)に発刊された本であったが、
改めて再読したのである。


このように3冊を読破した後、何か本はないか、
と元箱根、湖尻、桃源台で本屋を探したが、観光地せいか残念ながらなかったのである。

芦ノ湖周辺にお住まいの方は、箱根湯元か最悪の場合は小田原市かしら、
と苦笑したのである。


旅の終り、私の住む最寄駅で本屋に入り、
佐野眞一・著の『阿片王 満州の夜と霧』(新潮社)を買い求め、
活字文化に飢(う)えた私の心を充たしたりした。
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