夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

家事のスキルが低い夫たちの悪戦苦闘、年金生活18年生の私は学び、微苦笑して・・。

2022-09-12 16:52:21 | 喜寿の頃からの思い
先程、ときおり愛読している【マネーポストWEB】を見ている中、
『 佐々木健介は「妻にいつも叱られる・・・」
       家事のスキルが低い夫たちの悪戦苦闘 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活のまもなく78歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

そして 雑木の多い小庭の中で、古ぼけた戸建てに住み、
我が家の周辺は住宅街であるが、自動車もない稀(まれ)な家となっている。

              
私は民間会社のある会社に35年近く勤めて、2004年(平成16年)の秋に定年退職し、
多々の事情で、年金生活を始めた。


                         

私が年金生活の当初から、我が家の平素の買物は、 私は自主的に買物専任者として宣言し、
家内から依頼された品を求めて、 独りで殆ど毎日、スーパー、専門店など歩いて行き、
買物メール老ボーイとなっている。

この後は、やはり自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園などをひたすら歩き廻ったりして、
季節の移ろいを享受している。

こうした中で、料理、洗濯、掃除などの家事に関して、

ときおり家内から私は教えられているが、
実情はいつになっても、若葉マークと称されている初心者となっている。

このような心情を秘めている私は、
今回の《・・家事のスキルが低い夫たちの悪戦苦闘・・》、
こっそりと学びたく、読んでしまった・・。



この記事は、『女性セブン』の2022年9月8日号に掲載された記事で、
関連マネーポストWEB】の『ライフ』に於いて、
8月29日に配信されて、無断であるが、記事を転載させて頂く。

《・・ 今の時代、家事は妻がやるべきものという考え方は、
過去のものとなっている。

性別に関係なく、誰もが家事をすべき時代だが、
それでも簡単な家事すらできずに、妻をイラつかせる夫は少なくない。


北斗晶の夫で元プロレスラーの佐々木健介(56歳)は、こう苦笑いする。
「仕事帰りにスーパーに寄ると、家族4人分の魚と野菜を買うんです。
だけど家に着いた途端、妻に『冷蔵庫を見ろ!』と言われて。

何だろう、と思って開けたら、魚が4切れと野菜もちゃんとある。
こういう“食材かぶり”、よくやっちゃうんですよ。

だから『ちゃんと確認してから、買い物に行って』って、
いつも叱られています。

実際、一緒に買い物に行くと、
『あれは家にあるから、買わない』、
『これは、なくなってた』とか言っていて、
よく覚えてるなァといつも感心しています」

そんな簡単なこと、なんで覚えてないの?
と全国の主婦からツッコまれそうだが、
家事ベタ夫にとって、「食材の買い物」のハードルは意外に高いらしい。



結婚50周年を迎えた歌手の宇崎竜童(76歳)と
作詞家の阿木燿子(77歳)が夫婦揃って『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にゲスト出演。

宇崎は、買い物に出かけて、魚の切り身を1切れしか買わずに帰宅し、
妻の怒りを買ったことがあると明かした。

「ふたりで暮らしているのに、魚の切り身が1切れしか、入っていなくて。
この人、(晩ご飯を)自分ひとりで食べる気なのかなって・・・」


そう話す阿木に、宇崎はこう“反論”した。

「ぼくの中では、干ものは3尾一緒で売っているはずというのがあるので、
パッと持ったら確かめずに、かごに入れてしまうんです。
それでたまたまこの前は1尾だった(苦笑)」


☆「洗っとくよ」がいけない
在宅勤務によって男性の家事参加が促される──今年、
「日本家政学会誌」にこんな研究結果が掲載されたが、
家事分担の実態は、理想と大きくかけ離れているようだ。

主婦の山口美智子さん(56歳、仮名)は、
夫の背中を見ながら、大きなため息をつく。

「テレワークが増えた夫に、家事を手伝わせようとしているけれど、
 自分で飲んだコーヒーのカップひとつ満足に洗えない。

家にいる夫の分まで食事を用意しなきゃいけないし、
家にいる時間が増えれば、それだけ部屋の掃除も大変になるのに、
掃除機やゴミ袋がどこにあるかすら知らないから、
何を頼んでも満足にやってもらえない。

“手伝うよ”とは、言ってくれるものの、
あまりにもそのスキルが低すぎて・・・夫はあと数年で定年なのですが、
その後の生活は想像するだけで恐ろしいです」



前出の宇崎の“ポンコツ”ぶりは、買い出しだけにとどまらず、
コロナ禍で料理を手伝い始め、
阿木が、みじん切りや千切りを指南するも、
すぐに忘れてしまってうまくいかない。

阿木は、その様子を振り返り
「あまりに学習能力が低い弟子だな、と思って。
日々破門です」と語っている。



『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)では、
「『風呂洗っとくよ』とか、やるようになった」
とコロナ禍をきっかけに家事を手伝うようになったとアピールする石原良純(60歳)が、
バイオリニストの高嶋ちさ子(54歳)に
「『洗っとくよ』がいけない。洗うなら黙って洗っとけ」
とバッサリ斬られた。

社会やライフスタイルの変化によって、
夫の“家事参加”が促進されている時代だからこそ、どこまで何をやってもらうか、
その方法をどう教えるかといった根深い問題が生じているのだ。



☆フタを閉めたままのお弁当箱がプカプカ

3食の献立を考え、買い物をし、調理して後片付けをする・・・
家事の中で最も時間と労力を必要とする料理は、
初心者である夫にとっては、失敗の温床になりやすい。

佐々木が言う。
「料理は、なかなかうまくできなくて・・・
息子が小学生の頃、妻が泊まりの仕事でいなくて、
代わりに弁当を作ることになったんです。

メニューは、豚のしょうが焼き。
お腹を壊さないように豚肉はしっかり焼かないといけない。
だけどどの程度火を通せば安全なのか、判断が難しい。

とにかく、念入りによーく焼いて、出来上がりの写真を妻に送ったら
“なんだよこれ、炭じゃねーか!”って言われました(笑い)。

息子からも、“ちょっと苦かった”って悲しそうに言われちゃって、
かわいそうなことをしたな、と・・・。

いまはなんとか、加減がわかってきたけど、
カリカリになっちゃうこともあります(笑い)」


食事の後片付けも、一筋縄ではいかないようだ。
「食洗機にお皿を入れるとき、食べ残しや油汚れが気になるから、
まず洗剤できれいに洗ってから、入れるんです。

だけど、『なんできれいに洗ってから、食洗機に入れるんだよ。
意味ないだろ! だいいち、電気代がもったいない!』って叱られる。

その通りだけど、いまだにやってしまう。
汚れがちゃんと落ちるか、どうしても気になっちゃうんです。
いまは見られないように、妻がいないときに洗うようにしています(苦笑)」(佐々木)

佐々木のように「洗う」ところまで到達すれば、
まだいい方かもしれない。


『定年ちいぱっぱ』(毎日新聞出版)など、
定年後の夫婦関係を題材にした著書があるエッセイストの小川有里さんが言う。

「定年を迎えた夫が、シルバー人材センターで働くというので、
お弁当を作って持たせることになって。

『あとで洗っておくから、
帰って来たらお弁当をキッチンの洗い桶につけておいて』と頼んだら、
フタを閉めたままのお弁当箱とお箸箱が桶の中でプカプカ浮いていたことがあった。
あれは衝撃的な光景でしたね・・・。

『水の中につけると、汚れがとれやすいから、
明日からフタを開けて、水の中に沈めてね』
と教えないといけないなんて、本当に頭を抱えました」・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



私は記事を読みながら、多くの男性が、何かと未知の家事に関して、

 戸惑う事態・・私も幾度も失敗してきたので、理解できる。

たとえば買い物に関して、
2004年(平成16年)の秋、年金生活を始めてまもない頃、
家内から依頼された特売セールの洗剤を買い求めに行った。

そして年金生活で貢献できるのは、せめて廉(やす)い価格の品を多めに、と思いながら、
5個ばかり買い求めて、意気揚々として帰宅した。

やがて帰宅後、家内に頼まれた洗剤を手渡すと、
『あら、違うわ・・ライオンのトップでも《部屋干し》をお願いしたはずょ・・』
と家内は言った。

『違った・・!?』
と私は言った。

『違っています・・うちはずっと《部屋干しトップ》なの・・
貴方・・よく仕事ができたわねぇ・・』
と家内は追い討ちをかけてきた。

『じゃ・・取り替えてくるよ・・』
と私は言った。

やがて洗剤はひとつの箱でも1・1Kgあり、5個買い求めていたので、少し重い洗剤を提(さ)げて、
再びスーパーに向かった。

こうした中、仕事は給料を頂いて緊張感の中で、責務を果たしてきたので、
気軽な買物と違うょ、と心の中で呟(つぶや)きながら歩いたりした・・。

          
          

或いはトマトを買い求めた当初は、苦い失敗談があったりした。
確か翌年の2005年(平成17年)の6月初旬の頃だった・・。

たまたまスーパーの店内に於いて、野菜売り場の近くにトマトの販売コーナーがあり、
家内はトマトが好きであり、少し高い値段であったが、
何より新鮮であったので、3つばかり買い求めたりした。

帰宅後、家内に手渡すと、
『わぁ・・立派なトマト・・美味しいそうだわ・・』
と家内は微笑みながら言ったりした。

やがて家内は、値段を訊(き)かれて、私は応(こ)えた。

『でもねぇ・・高過ぎるわょ・・我が家は年金生活ですから・・程ほどにして下さい・・
貴方は幼年期の頃、農家の児だったでしょう・・トマトの見極めぐらいは解っているでしょう・・
私は長い間、程ほど品をお廉(やす)く買い求めてきたわ・・』
と私は家内から叱咤されたりした。

『XXちゃんさぁ・・専業主婦25年選手でしょう・・
ボクは買物一年生だょ・・気を付けますょ』
と私は抗弁したりした。

これ以来、私は野菜、果実(くだもの)は、新鮮さを見極めながら、
程ほど品を廉(やす)く買い求めたりしてきた。


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