夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

高齢者の私でも、ときには家内のボディ・ガード兼荷物持ちで、お供をして・・。

2012-06-07 16:56:50 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の高齢者2年生の67歳の身であり、
私達夫婦は子供に恵まれなかったので、我家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住んでいる。

平素の我が家の買い物は、私が定年退職後に年金生活を始め、自主的に専任担当となり、
近くのスーパー、駅前のスーパーなどに出かけて孤軍奮闘している。

昨夕、家内から、明日はホームセンターに買い物に行きませんか、
と私は告げられた。

私の住む地域は調布市の片隅みで、世田谷区と狛江市に隣接した処であり、
自宅から15分ばかり歩けば、大きなホームセンターがあり、
何か衣料の整理ケースなどが必要となったのである。

今朝、こうした思いで日中は家内と共に買い物と思っていたが、
朝の8時半過ぎに、突然に台所の水道の蛇口が少し水漏れするので、
蛇口のゴム製のパッキンが老化していたので、予備のパッキンを私たちは修理した。

買い物に行く前なのに、どうしてなのょ、と思いながら、私は小庭の外れにある水道管の基盤装置で、
我が家の水道管を閉めたり、開けたりした。
家内は台所の水道の蛇口に立って、蛇口の開け閉めをしたりして、
予備用のパンキンが巧く水漏れもなく合致したので、修理は成功した。

私は予備のパッキンで巧く修理が出来なかった場合は、
ホームセンターで蛇口の周辺部品を含めて、購入することも配慮したので、
幸いに予備のパッキンで正常となり、良かったょ、と私は家内に言ったりした。


定年後の私は年金生活を始めたが、ここ数年、
家内は日常雑貨品などを買い求める時は、高齢者2年生の私に、
ボディ・ガード兼お供、正確には荷物持ちかしらと思いながら、月に一度ぐらい、
私に声をかけることが多くなっている。

私としても現役時代の緊張感から解放されて、身過ぎ世過ぎの年金生活の身であり、
昨今はご近所の奥様の数人と立ち話をしていた時、
あなたは演歌歌手の吉幾三〈よし・いくぞう〉さんに似てるわ、
と言われたりしたので、
思い出しながら、吉幾三さんの兄貴分のような容姿であるので、
ボディ・ガードとして、迫力あるかしら、と苦笑したりした。

予期せぬ台所の水道の蛇口の修理を終えた私たち夫婦は、
予定通り、ホームセンターに2時間はかり買い物をして、
数多くの品となったので、有料の配送を依頼した。

そして帰宅しょうと私は思っていたが、
ときには駅前のイタリアン料理を食べたいわ、
と家内は私を誘惑するのであった。

日頃何かと家内にお世話になっている私としては、
『行きましょう・・俺もたまには本格的なイタリアンを食べたかったところだょ』
と調子者の私は応(おう)じた。

そして私たちは駅前まで15分ばかり歩き、年に4回ぐらい利用しているイタリア料理店で、
ランチ・セットに二品ばかり加えて頂き、ここ数年はメタボ予備軍となっている私はワインを吞まず、
やむなく食後にコーヒーを飲んだりしていると、
家内は含み笑いをしたりしていた。

この家内の含み笑いの根源は、
あなたは定年の60歳まで、人一倍お酒を吞みましたので、せめて退職後は休肝日が必要だわ、
と定年後の私に家内は言ったりしていたのであった。

この後、私たちは駅前より10分歩き、自宅の最寄のスーパーの前で、
家内はせっかくだから買い物して帰りましょう、
と私に宣言して、30分ばかり買い物して、手ぶらでボディ・ガード兼お供だった私は、
やはり荷物持ちとなり、
私たちは帰宅したのが午後3時過ぎであった。

☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、幸いです♪
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 霧雨の中、傘を差して紫陽花(... | トップ | 『梅雨入り』前の快晴の中、... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私など家内にお世話になっていると思ったことがないです!(笑) (masamikeitas)
2012-06-08 17:32:55
夢逢人さん、こんばんわ。
夢逢人さんご夫婦はのどかですね!
いざかいなど起らないようですね!

>日頃何かと家内にお世話になっている私としては、

この気持が大事でしょうね!私など家内にお世話になっていると思ったことがないです!(笑)

お互いに助けあっていると思いますが、家の事では8割方家内に負担がかかっているでしょうね。
頭で分かっていても家内を助けようと思わないのは、男社会の考え方から抜け出せていないからかも知れません。(反省の色がないのが怖い!)

もし今が30代の夫でしたら、間違いなく奥さんに捨てられるでしょうね!(笑)
返信する
『昭和妻』の時代が懐かしく・・。 (夢逢人)
2012-06-09 08:42:09
masamikeitasさま。

>日頃何かと家内にお世話になっている私としては、

>この気持が大事でしょうね!
>私など家内にお世話になっていると思ったことがないです!(笑)

>お互いに助けあっていると思いますが、家の事では8割方家内に負担がかかっているでしょうね。
>頭で分かっていても家内を助けようと思わないのは、
>男社会の考え方から抜け出せていないからかも知れません。(反省の色がないのが怖い!)

私たちの先輩の多くの世代のサラリーマン人たち、
一家の主(あるじ)の主人は、生計の責務もあり奮闘する中、
妻は料理、洗濯、掃除はもとより、育児、子育て、そして家の中の四季折々の整理、対応に気を配り、
その上に親と同居・・親戚の交際などの悩ましい問題をかかえて、
主人の後方支援として、家庭の多岐に及ぶ専業主婦として努めてきました。
『昭和妻』と称される専業主婦の時代でした。

こうした中で、一家の主(あるじ)の主人は、生計の収入役の理由から、
あがめられ、一家の中だけで、威張れる時代でした。

私の同世代も先輩を見習い、こうした風潮があります・・。

しかし年金生活をしている中、現役時代と違い、限られた年金収入と貯金と資産しかなく、
殆ど先が見えた収支の状況となっています。

こうした中で年金生活をしますと、夫婦間で家事などを含めて、
半分ぐらい分けて、お互いに労(いたわ)りながら、残された人生を過ごす、
こうしたことに私は実感させられる次第です。

しかしながら、我が家の場合は、家事などは圧倒的に家内に負担をかけることが多いので、
《・・日頃何かと家内にお世話になっている私としては・・》
こうした心情になる次第です。

>もし今が30代の夫でしたら、間違いなく奥さんに捨てられるでしょうね!(笑)

平成の初めの頃から、日本の殆どの多くは共稼ぎの時代となり、
専業主婦の家庭は少なくなりました。

私の長兄、妹の子供・・甥っ子にあたる40歳前後の4人・・

この甥っ子を年に数回逢ったりしていますが、
掃除、洗濯、料理、食事の後の皿洗い・・など殆ど対等にして過ごしている、
と私は聞いた時、大変だなぁ、と複雑な思いをしました。

このことはサラリーマンの場合は、私たちが過ごしてきた時代は一家を養える収入が勤め先から頂けたが、
ここ20年前後の多くのサラリーマンの年収平均は向上できない現実があります。、
或いは女性が自我に目覚めて、40歳前後でも勤務先で奮戦する魅力を感じたこと、
そして金銭社会の中、少しでもお互いに自由な品を買い求める欲求・・
このようなことが背景となって、共稼ぎの時代になっている、と思ったりしています。

私は古い世代で育った人ですから、『昭和妻』が懐かしく、
私たちの世代は、日本経済が躍進した大半の時代を過ごせて、幸運で恵まれた時代だった、
と私は実感を含めている次第です。

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

定年後の思い」カテゴリの最新記事