夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

夢の中の『花くらべ』・・♪    《初出2007.4.4.》

2008-05-11 15:22:58 | 定年後の思い
私は昼さがり、一冊の本を見ていた。

野呂希一・荒井和生・両氏に寄る『言葉の風景』(青菁社)で、
四季折々のことばを自然写真で紡ぐビジュアルブックである。

この中で、『花くらべ』という季題があり、
未知な季題であったので、読んで見入った。

無断であるが、転記させて頂きます。



平安時代、宮廷などで行われた遊び『花合わせ』というのがありました。

人々が左右の組に別れ、桜の花を持ち寄って和歌などを詠んで競う遊びで、
『花競べ』ともいうそうですが、桜そのものの美しさのことではないようです。

当時、桜の種類は山桜ぐらいしかなかったのかもしれませんが、
その後改良が加えられ、現在では300種にものぼります。

桜といっても一重、八重、淡い桜色から濃い紅、
そして白や黄や緑まで、色や形、花びらの数も様々です。
花の名前も雅びなものに満ちています。



そして桜の花の数々の写真が掲載され、
有明(ありあけ)、御座の間香(ござのまにおい)、玉垣(たまがき)、
手弱女(たおやめ)、御衣黄(ぎょいこう)、糸括(いとくくり)、
花染衣(はなぞめい)、普賢象(ふげんぞう)、雨宿(あめやどり)、
紅時雨(べにしぐれ)などが花色が掲載されていた。

この後、少し疲れを覚え、文庫本を携えて、布団にもぐり込んだ・・。


私は現役時代の最期に於いて、出向となり、
女性の30代から50代の100名前後いる職場となった。
業務上、懇親会などで色々と話し合う機会があり、
この方達が夢に出てきた。

私は15名前後の女性陣から、桜の花見に招待されて折、
郊外の公園にいた。
そして他愛なく、おしゃべりをして、しぐさや表情を私は見ていた・・。
女性達の容姿も制服を着ていたり、私服の方もいて、
どうしたのかしら、と私は浮かない表情をしていた。

そしてこの中には、私が小学時代の友達、
そして本社の時代の女性がいたりした・・。

私は
『どうして・・』と思っていた時、
夢から目覚めた。

冷めた煎茶を飲んで、ぼんやりとしている。





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