夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ご年配のお方達に、敬意を・・!?  《初出2007.8.26.》

2008-05-30 12:09:20 | 時事【社会】
私は定年退職後の3年生の身であるが、
ここ10数年、新聞や雑誌などで死亡記事を読んだりしている。

或いは生者としての文化勲章、文化功労者、
そして受勲された人々の経歴なども読むこともある。

そして、そのお方の経歴、足跡を精読していると、大変な人生でしたね、
と思わず敬服しまうのである。

こうした方達の時代を思いを馳(は)せたりすることが多いが、
しばらくすると私は肝心なことを忘れていたことに気付くのである・・。

敗戦後の日本に於いて、荒廃しきった日本の各地域で、
無名な数多くの人々に寄って、たゆまぬ努力と創意工夫、英知により、
経済復興がしてきたのは、まぎれもない事実である。

今日の日本の豊かさが実感できない人は、海外旅行などで異国の地より、
我が祖国の日本の状況を観れば、歴然として理解して頂けると思っている。

私は若い頃から、歴史書、現代史、小説、随筆、映画などから教えられ、
或いは親族、知人の言動に接してきたが、
今日の日本の姿を思う時、10歳以上の男性、女性に敬意をし、
特に昭和一桁の人々に尊敬の念をいだいている・・。

そして私は、日頃からこうした無名のお方達には敬(うやま)い、
多くの人々から人生の知恵などを学んだりしている。

ブログの世界からでも、ご年配のサイトから、
人生の達人、とため息をしながら、教えを受けたりしている。


しかし日本のご年配の中で、一部の方であるが、
今後のいきがいの指針もなく、目の輝きを失(な)くされた人々には、
私は失望するのである。

更に困り果てるのは、公衆の場所に於いて、
羞恥心をなくした人々を見かけた時、
私はあなた方の世代から教えを受けた日本の美徳の心は・・
どうされたんですか、と問いかけたくなってしまうのである。

少なくとも日本人のひとりとして、さりげない美徳の心を受け継ぎ、
そして私達は子供達の世代に伝える責務があると、
と確信しているからである。

ご年配の一部の人であるが、残念ながらご婦人に多く、
こうした人の中にはご自分の娘さんと連れ立って、恥知らず言動に接したりすることもある。

ご婦人の60、70代の最大の魅力は、
若い世代の人に薄れてきている謙虚さと羞恥心を秘めたしぐさであり、
その上で良き明るさである。

こうしたことをお忘れなった人は、老害であり、
何よりお孫さんに当たる若い世代の人々に対し、
情操教育上よくないのである。

私は日常生活でスーパーで買物したり、
駅前の商店街などで、ときおり旅先で見かけたりして折、
私はため息をしながら憂(うれ)いているひとりである。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 我が家の鈴虫、こおろぎ、そ... | トップ | 『長崎の鐘』を聴くときには... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

時事【社会】」カテゴリの最新記事