夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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淡紅色の花、百日紅(ヒャクジッコウ)の想いで・・♪ 《初出2007.7.20.》

2008-05-15 18:04:45 | 幼年・少年時代の想いで
東京の郊外は街路樹、近所のお宅で、
百日紅の花をこの時節に観かけたりする。

猿滑り(サルスベリ)として慕(した)われている夏の花のひとつであるが、
7月の初めの頃から、秋にかけて長い期間彩(いろど)ってくれる。

古人の人たちは、夏の季節に百日も咲き続けると称して、
百日紅と命名した、と私は何かの本で読んでいた。


私の実家にも百日紅の大きな樹木があるが、
私の小学生の頃には、夏休みの時などは、木登りをしたりした。

叔母達は、猿も滑るくらい・・つるつるした樹だから・・気をつけるのよ、
とたびたび言われたりした。

毎年、この淡い紅色の花が咲く頃、
夏休みが近づいてきた、と思いながら、
夏休みの期間を見守り、初秋の台風の季節まで咲いていた。

ここ数年、散策などでこの花に出逢うと、
小学生の頃が思い出されるのである。

私の住む調布市では、市の花として、
この百日紅が指定され、淡紅色、純白の花が街路樹などで彩っている。

こうした折、暑い夏の時節であるが、
私の心は微笑(ほほえ)んだりしている。




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