先程、ときおり愛読している【日刊ゲンダイヘルスケア】を見ていたら、
『 高齢者の正しいクスリとの付き合い方 』、
と題された見出しを見たりした。
『 高齢者の正しいクスリとの付き合い方 』、
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の77歳の身であるが、
恥ずかしながら、過ぎし66歳の時に健康診断で糖尿病と診断され、
この後は多少の自助努力で、糖尿病の予備軍のひとりとなっている。
この後は多少の自助努力で、糖尿病の予備軍のひとりとなっている。
過ぎし2010年(平成22年)の秋、私は66歳の健康診断の時の結果、
『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記されてしまった。
私は青ざめ、翌日に自宅から徒歩10分ばかりの内科専門病院に行き、検査、そして問診の時、
医師から、料理のカロリー試算表を渡された上、 軽い運動を毎日して下さい、と私は言われた・・。
この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら野菜を多くした料理を作って貰い、
これ以来、朝夕頂いたりした。
そして私は、ウォーキングをしたり、或いは早足で遊歩道を歩いたりし、
お酒はしばらく・・さよならねぇ、と夕食の時も煎茶を飲んだりしていた。
こうした中、私は最寄の内科に8週間毎に定期検査日、そしてこの間に検査結果日と健診を受けて、
糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外は、ほぼ優等生となって、改善努力の成果となっている。
この時、医院長より指針とされたことは、
糖尿病の指標となる血液検査項目のHbA1cに於いて、
糖尿病の境界値である6.5%を切れば、糖尿病予備群となります、
このようなことを言われたりした。
この時、医院長より指針とされたことは、
糖尿病の指標となる血液検査項目のHbA1cに於いて、
糖尿病の境界値である6.5%を切れば、糖尿病予備群となります、
このようなことを言われたりした。
そしてこうした定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、5種類の薬を頂き、
日々朝食後に飲んでいるが、これ以外は至って健康だ、と思ったりしている、
厳密には、医院長より、経過観察中と診断されている。
このように私は、私は最寄の内科に8週間毎に定期検査日、
そしてこの間に検査結果日と健診を受けて、早や11年目となっている。
こうした中で、ここ数年、毎朝飲んでいる薬は、
◎グリメピリド錠・・・血糖を下げる薬
◎グラクティブ錠・・・血糖を下げる薬 インスリンの分泌を促す薬
◎アトルパスタチン錠・・・コレステロールを下げる薬 動脈硬化を防ぐ薬
脳卒中や心筋梗塞を防ぐ薬
◎ニフェジビンCR錠・・・血糖を下げる薬 心臓の血行をよくする薬
こうした中で、ここ数年、毎朝飲んでいる薬は、
◎グリメピリド錠・・・血糖を下げる薬
◎グラクティブ錠・・・血糖を下げる薬 インスリンの分泌を促す薬
◎アトルパスタチン錠・・・コレステロールを下げる薬 動脈硬化を防ぐ薬
脳卒中や心筋梗塞を防ぐ薬
◎ニフェジビンCR錠・・・血糖を下げる薬 心臓の血行をよくする薬
◎ジャディアンス錠・・・糖の排出を促す薬 血糖を下げる薬
心臓の負担を軽くする薬
こうした5種類の薬を毎朝飲んでいるので、
今回の《・・高齢者の正しいクスリとの付き合い方・・》、
何かと無知なことが多く気弱な私は、ドキンとし、
こっそりと学びたく、記事を読んでしまった・・。
今回の《・・高齢者の正しいクスリとの付き合い方・・》、
何かと無知なことが多く気弱な私は、ドキンとし、
こっそりと学びたく、記事を読んでしまった・・。
浅ノ川総合病院(石川県・金沢市)薬剤部主任の東敬一朗さんが、
【日刊ゲンダイヘルスケア】に『 高齢者の正しいクスリとの付き合い方 』、と題して、連載寄稿文をされていた。
この中で、8月6日『高齢者に多く処方されている「かゆみ止め」にも副作用がある』、
13日『抗ヒスタミン薬の副作用 眠気と口渇感は「食べる」に悪影響を与える』、
配信されていた。
無断であるが、記事を転載させて頂く。
《・・ 高齢になると、体にさまざまな変化が起こります。
そのひとつに体内水分量の減少があり、
主に細胞の中の水分量が減っていきます。
細胞の中の水分は、脱水になりそうなときの水分の供給源にもなります。
それが少なくなるということは、脱水になりやすくなるということでもあり、
これは高齢者が熱中症に陥りやすい理由のひとつです。
そして、皮膚も細胞からできています。
皮膚の細胞の水分が少なくなると、皮膚が乾燥してかゆみが出てきます。
高齢者では皮膚のかゆみを訴える方も多く、
そうしたときによく処方されるのが、かゆみ止めのクスリです。
かゆみ止めには、内服薬や外用薬などさまざまな種類がありますが、
まずは内服薬についてお話しします。
かゆみ止めとして使われるクスリの多くは、
「抗ヒスタミン薬」と呼ばれるものです。
体の中でヒスタミンという物質が反応すると、
かゆみなどのいわゆるアレルギーといわれる症状が出てきます。
抗ヒスタミン薬は、このヒスタミンの働きを抑えることで、
アレルギー症状を改善します。
【日刊ゲンダイヘルスケア】に『 高齢者の正しいクスリとの付き合い方 』、と題して、連載寄稿文をされていた。
この中で、8月6日『高齢者に多く処方されている「かゆみ止め」にも副作用がある』、
13日『抗ヒスタミン薬の副作用 眠気と口渇感は「食べる」に悪影響を与える』、
配信されていた。
無断であるが、記事を転載させて頂く。
《・・ 高齢になると、体にさまざまな変化が起こります。
そのひとつに体内水分量の減少があり、
主に細胞の中の水分量が減っていきます。
細胞の中の水分は、脱水になりそうなときの水分の供給源にもなります。
それが少なくなるということは、脱水になりやすくなるということでもあり、
これは高齢者が熱中症に陥りやすい理由のひとつです。
そして、皮膚も細胞からできています。
皮膚の細胞の水分が少なくなると、皮膚が乾燥してかゆみが出てきます。
高齢者では皮膚のかゆみを訴える方も多く、
そうしたときによく処方されるのが、かゆみ止めのクスリです。
かゆみ止めには、内服薬や外用薬などさまざまな種類がありますが、
まずは内服薬についてお話しします。
かゆみ止めとして使われるクスリの多くは、
「抗ヒスタミン薬」と呼ばれるものです。
体の中でヒスタミンという物質が反応すると、
かゆみなどのいわゆるアレルギーといわれる症状が出てきます。
抗ヒスタミン薬は、このヒスタミンの働きを抑えることで、
アレルギー症状を改善します。
抗ヒスタミン薬の歴史は長く、
市販の風邪薬に含まれているほど安全性も高いと考えられています。
そのため、かゆみを訴える高齢者にもよく処方されていますし、
私も頻繁に目にします。
これは決して良いことではないのですが、
中には複数の病院から似たような抗ヒスタミン薬が重複して、
処方されているケースもあります。
さて、この抗ヒスタミン薬ですが、
他のクスリと同様に副作用が当然あります。
代表的なものとして、眠気、口渇感(口や喉がカラカラになる)、
便秘が挙げられます。
眠気は、抗ヒスタミン薬の作用が、
脳にも影響することによって起こります。
脳に作用する度合いは、抗ヒスタミン薬ごとに異なっていて、
中には脳への作用が弱い=眠気が起こりにくいものもあります。
花粉症の時期によく見かける市販のアレルギー薬のCMで、
「眠くなりにくい!」とうたっているものを見かけますよね。
これは、脳に作用する度合いの少ない抗ヒスタミン薬が
主成分になっているタイプなのです。
市販の風邪薬に含まれているほど安全性も高いと考えられています。
そのため、かゆみを訴える高齢者にもよく処方されていますし、
私も頻繁に目にします。
これは決して良いことではないのですが、
中には複数の病院から似たような抗ヒスタミン薬が重複して、
処方されているケースもあります。
さて、この抗ヒスタミン薬ですが、
他のクスリと同様に副作用が当然あります。
代表的なものとして、眠気、口渇感(口や喉がカラカラになる)、
便秘が挙げられます。
眠気は、抗ヒスタミン薬の作用が、
脳にも影響することによって起こります。
脳に作用する度合いは、抗ヒスタミン薬ごとに異なっていて、
中には脳への作用が弱い=眠気が起こりにくいものもあります。
花粉症の時期によく見かける市販のアレルギー薬のCMで、
「眠くなりにくい!」とうたっているものを見かけますよね。
これは、脳に作用する度合いの少ない抗ヒスタミン薬が
主成分になっているタイプなのです。
口渇感や便秘は、
抗ヒスタミン薬が持っている抗コリン作用の影響で生じます。
簡単に言うと、抗コリン作用が起こると唾液の分泌が抑えられ、
これが口渇感の原因となるのです。
また、大腸などの消化管の動きも悪くするため、
便秘の原因にもなります。
このような抗ヒスタミン薬が持つ副作用は、
みなさんが健康的に生活していくうえで、
さまざまな害をもたらす可能性があります。
もしも、「そんなこと言っても、たかがかゆみ止めのクスリでしょう?」
という考えをお持ちの方がいらっしゃるようなら、
少し改めたほうがいいかもしれません。
☆・・・・・・・・・・☆
前回、かゆみ止めとして多く使われる「抗ヒスタミン薬」の
副作用についてお話ししました。
今回は、その副作用がもたらす「食べる」ことへの影響について
注目してみます。
抗ヒスタミン薬の副作用によって生じる眠気は、
「食べる」ことに悪影響を及ぼします。
みなさんは眠気が強いときに、ご飯を食べることはできるでしょうか?
おそらくできないでしょう。
他の人に食べ物を口に運ばれたとしても、
まず咀嚼(そしゃく=噛み砕くこと)すらしないでしょう。
われわれは食欲より、睡眠欲のほうが強いというと語弊が
あるかもしれませんが、食欲は覚醒しているときに機能するのです。
唾液も「食べる」ことに関して、かなり重要な役割を担っています。
われわれは食べ物を咀嚼するとき、
もぐもぐしながら無意識に舌の上に団子を作っています。
これを食塊と言いますが、唾液は食塊形成のときに、
“つなぎ”の役割をしています。
抗ヒスタミン薬には、口渇感の副作用もあり、
その影響で唾液が少なくなると、
咀嚼の際に食塊を作れなくなってしまうのです。
食べ物は、食塊にできないとパサパサして、口の中で散らばり、
まったく飲み込むことができません。
また、仮に少ない唾液で食塊が作れたとしても、
唾液は飲み込む際の“潤滑油”としての役割も持っているため、
やはり飲み込むことができないのです。
抗ヒスタミン薬が持っている抗コリン作用の影響で生じます。
簡単に言うと、抗コリン作用が起こると唾液の分泌が抑えられ、
これが口渇感の原因となるのです。
また、大腸などの消化管の動きも悪くするため、
便秘の原因にもなります。
このような抗ヒスタミン薬が持つ副作用は、
みなさんが健康的に生活していくうえで、
さまざまな害をもたらす可能性があります。
もしも、「そんなこと言っても、たかがかゆみ止めのクスリでしょう?」
という考えをお持ちの方がいらっしゃるようなら、
少し改めたほうがいいかもしれません。
☆・・・・・・・・・・☆
前回、かゆみ止めとして多く使われる「抗ヒスタミン薬」の
副作用についてお話ししました。
今回は、その副作用がもたらす「食べる」ことへの影響について
注目してみます。
抗ヒスタミン薬の副作用によって生じる眠気は、
「食べる」ことに悪影響を及ぼします。
みなさんは眠気が強いときに、ご飯を食べることはできるでしょうか?
おそらくできないでしょう。
他の人に食べ物を口に運ばれたとしても、
まず咀嚼(そしゃく=噛み砕くこと)すらしないでしょう。
われわれは食欲より、睡眠欲のほうが強いというと語弊が
あるかもしれませんが、食欲は覚醒しているときに機能するのです。
唾液も「食べる」ことに関して、かなり重要な役割を担っています。
われわれは食べ物を咀嚼するとき、
もぐもぐしながら無意識に舌の上に団子を作っています。
これを食塊と言いますが、唾液は食塊形成のときに、
“つなぎ”の役割をしています。
抗ヒスタミン薬には、口渇感の副作用もあり、
その影響で唾液が少なくなると、
咀嚼の際に食塊を作れなくなってしまうのです。
食べ物は、食塊にできないとパサパサして、口の中で散らばり、
まったく飲み込むことができません。
また、仮に少ない唾液で食塊が作れたとしても、
唾液は飲み込む際の“潤滑油”としての役割も持っているため、
やはり飲み込むことができないのです。
さらに、唾液は、味覚にも必須です。
じつは、われわれは食べ物そのものだけでは、
味を感じることができません。
唾液に味の成分が溶け出して、それが味を感じる細胞に到達することで、
初めて味を感じることができるのです。
つまり、唾液が出なくなるということは、味覚障害の原因になります。
一度「おいしくない」と思ったものは、
じつは、われわれは食べ物そのものだけでは、
味を感じることができません。
唾液に味の成分が溶け出して、それが味を感じる細胞に到達することで、
初めて味を感じることができるのです。
つまり、唾液が出なくなるということは、味覚障害の原因になります。
一度「おいしくない」と思ったものは、
次からは食べたくなくなるのが普通です。
「大好きなものを食べたけれど、砂を食べているようだった」となったら、
嫌いになってしまう人もたくさんいるでしょう。
味覚の異常は「食べる」ことに直結する極めて重要な問題なのです。
このように、抗ヒスタミン薬も副作用である眠気や口渇感は、
「食べる」ことにかなり影響してしまいます。
元気な高齢者に共通している特徴のひとつに
「しっかり食べている」ことが挙げられます。
抗ヒスタミン薬でかゆみを止めることも大切ですが、
元気に「食べる」ことは、それ以上に重要ではないでしょうか。
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、浅ノ川総合病院(石川県・金沢市)薬剤部主任の東敬一朗さんより、
『 高齢者の正しいクスリとの付き合い方 』の連載寄稿文に導かれて、
多々教示されたりした。
たとえば《・・われわれは食欲より、睡眠欲のほうが強いというと語弊が
あるかもしれませんが、食欲は覚醒しているときに機能するのです。
唾液も「食べる」ことに関して、かなり重要な役割を担っています。
われわれは食べ物を咀嚼するとき、
もぐもぐしながら無意識に舌の上に団子を作っています。・・》、
こうしたことも私は無知だったので、遅ればせながら学び、
微苦笑をしている・・。
いずれも健康な身体であったならば、美味しそうな食べ物を頂き、
食べられる悦びを心も身も実感できれば、
高齢者の御方の殆どは、何より贈り物かしら・・と思い深めたりしている。
「大好きなものを食べたけれど、砂を食べているようだった」となったら、
嫌いになってしまう人もたくさんいるでしょう。
味覚の異常は「食べる」ことに直結する極めて重要な問題なのです。
このように、抗ヒスタミン薬も副作用である眠気や口渇感は、
「食べる」ことにかなり影響してしまいます。
元気な高齢者に共通している特徴のひとつに
「しっかり食べている」ことが挙げられます。
抗ヒスタミン薬でかゆみを止めることも大切ですが、
元気に「食べる」ことは、それ以上に重要ではないでしょうか。
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、浅ノ川総合病院(石川県・金沢市)薬剤部主任の東敬一朗さんより、
『 高齢者の正しいクスリとの付き合い方 』の連載寄稿文に導かれて、
多々教示されたりした。
たとえば《・・われわれは食欲より、睡眠欲のほうが強いというと語弊が
あるかもしれませんが、食欲は覚醒しているときに機能するのです。
唾液も「食べる」ことに関して、かなり重要な役割を担っています。
われわれは食べ物を咀嚼するとき、
もぐもぐしながら無意識に舌の上に団子を作っています。・・》、
こうしたことも私は無知だったので、遅ればせながら学び、
微苦笑をしている・・。
いずれも健康な身体であったならば、美味しそうな食べ物を頂き、
食べられる悦びを心も身も実感できれば、
高齢者の御方の殆どは、何より贈り物かしら・・と思い深めたりしている。