夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

「帰省しないで」お盆を前に悩む田舎の人々。口に出せないその一言、都心の郊外に住む私は真摯に学び・・。

2020-08-08 15:56:28 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
先程、くらしとお金の経済メディアとして名高い公式サイトの 【 LIMO 】を見ていたら、
「帰省しないで」お盆を前に悩む田舎の人々。口に出せないその一言、
題された見出しを見たりした・・。

私のふるさとは、今住んでいる近くに生家があり、三男坊の私としては長兄宅が実家となっている。
そして私はこの地域には結婚前後の5年間を除き、70年ばかり住んでいる。

このような事情もあり、毎年私は帰省の方たちを見かけると、少し羨(うらや)ましいのが本音である。

こうしたことは過ぎし一年の思いを秘めて、ふるさとの親、親族、そして友人たちに再会して、
共に語る合う情景が浮かび、
どうかご無事で行かれ一族再会のような親愛を深めて下さい、と思ったりしてきた。




しかしながら今年のお盆休暇は、たまたま先日、

私の若い30代の知人と立ち話をした時、
田舎に帰ることをやめました、と私は聞いたりした。

何かしら詳しい理由は、ご当人が発露されれば、ともかく、
多分、新型コロナウィルスの烈風に伴い、断念されただろう、
と私は感じ取ったりした。

このような心情を秘めた私は、それぞれの御方の人生の機敏を学びたく、記事を精読してしまった・・。

この記事は、フリーランスライターの佐渡 六花さんの寄稿文であり、
公式サイトの 【 LIMO 】に8月6日に配信され、無断ながら転載させて頂く。




《・・まもなく今年もお盆シーズンが到来します。

例年なら地方への帰省ラッシュが始まる季節ですが、
今年はコロナ禍ということもあり、
例年同様にいかない人も多いのではないでしょうか。

帰省するかしないかの判断は、
ふるさとを出て都市部で暮らす人の意志による部分が多く、
ふるさとで待つ側は、今年は遠慮してほしいと思っていても、
なかなか「こないで」とは言い出せないようです。



★今年の里帰りはしないべき?

2020年8月2日の朝日新聞デジタル「#ニュース4U」によりますと、
「この夏に旅行や帰省を考えている」という質問に対し、
「いいえ」と答えた人は66%にのぼりました。

また、20%が「迷っている」と答えていることからも、
今年の里帰りは「帰らない方がいい」と思っている人が
大多数を占めているようです。

ただ、国や自治体から緊急事態宣言などが出されていないため、
「禁止されていないのなら、いいのでは」という意見も聞かれます。 

2018年7月にソニー損保がおこなった「お盆の帰省に関する調査(2018)」によると、
お盆の帰省にかかる費用は一世帯あたりの平均は21579円。

なかでも、自家用車で帰省する人の平均は18393円となり、
鉄道を利用する人の38493円、飛行機を利用する人の61583円に比べ
安価で移動できることがわかっています。

加えて今年は「家族としか接しない自家用車での移動なら、安全なのでは」という意見もあるようで、
鉄道・飛行機利用者に比べ、自家用車利用家族は「安くて安心感がある」ため
比較的帰省を計画する傾向にあるようです。



★地方で待つ家族は戦々恐々

地方の町に暮らすYさんは、長男の嫁だそう。
夫は三人兄弟の一番上で、義実家近くに住んでおり、
義父は持病があるといいます。

例年ならお盆時期には、都市部で暮らす夫の弟妹一家が義実家に帰省し、
三世代十数人が集まる一大イベントが行われるそう。

「私たちの町は、まだ感染者が数人という状態なのですが、
夫の兄弟は、どちらも都会に住んでいるので、
こちらとはけた違いの感染者数と聞いています。

当然今年は帰省してこないものと思っていたのですが、
義母から『日程を短くしてこっちにくるみたい』と聞いてびっくりしました」

義母の話によると、義妹一家は、
車で2時間ほどの義実家への帰省を通常通り計画しているとのこと。

しかも、義母も孫に会いたいからか、好意的に受け入れているようなのです。

「義妹夫婦は、共働きで不特定多数の人と触れ合う業種です。
お子さんも保育園に通っているので、話を聞いた時は
『無症状で感染している可能性は考えないの?』と思ってしまいました。

また、義父の持病のことを承知しているはずの義母も止めないんだ・・・
と私ひとり焦る気持ちに」
Yさんのモヤモヤはさらに続いたそうです。



★一族との感覚の違い

その話をご主人にしたところ、
それなら我が家も顔を出そうという話に。

「夫の反応に『この人もあの家族の感覚なんだ』と思ってしまいました。
私が一番気になるのは、やはり義父のことです。

高リスクな義父に対し、私はとにかく感染リスクを回避しなくては
ということをいつも考えて暮らしています。

小学校に通ううちの子供も、最近では顔を出すのを遠慮するほど。
それなのに、数百人の感染者を毎日のように出している都市部からくる一家を一緒になって
歓迎しようという考えが私には理解できませんでした。

私たちがいくことこそ『密』を作り出すのではないでしょうか。

そして、『今この町で他県ナンバーの車が、数日止まっていたら?』、
『10人を超える人数で食事を取ったなんて、ご近所に知られたら?』
ということが引っ掛かりました。

簡単に引っ越すことのできない田舎町で暮らすものとして、
あとあとまで噂されるような火種を作って欲しくない。
私はその思いで頭がいっぱいでした」

そんな気持ちは持ちながらも、直接義両親に
「帰省を辞めさせるべきなのでは」といえないというYさん。

「夫の口からならまだしも、
私の口から義兄弟に『来るな』は、さすがに言えません。

一度だけ『この辺とは感染者の数が違うみたいなので、お義父さんが心配じゃないですか』
といったのですが『車で来るし、大丈夫じゃない?』と言われてしまいました。

何度も止めるのは、さすがに嫁の立場ではできませんでした」

毎日の感染者が増えるたび、
ご主人には「やはり止めた方がいいと思う」とつぶやいているというYさん。

帰省しても子供と自分は、顔を出すつもりはないと話したところ、
ご主人との間に嫌な空気が流れたそうです。

「これ以上感覚の違いで、溝ができるのは正直しんどいです。
政府か首長が禁止してくれないか、毎日願って仕方ありません」



★対策を万全に、親孝行をしたいという気持ちも

ただ、現在のところ都市部からの帰省は、禁止されている行為ではありません。
あくまで「3密」や「大人数での会食」などを避けるよう注意が促されているので、
静かに移動し密を避けながら、お墓参りをするなどの行為は止められていません。

コロナ禍での子育てをしている人の中には
「生まれてからほとんど赤ちゃんが、人と触れ合っていない」という人も多く、
そんな人たちが抱く「お盆くらいはマナーを守り親に会いたい、子供をみせて喜ばせてあげたい」
という気持ちも理解してあげたいという思いもあります。

コロナ対策に関する感覚は、本当に人それぞれです。
それゆえに線引きも難しく、ストレスになっているという人が多く、
今年は各地でそんな悩みの声が聞こえてきそうです。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




記事を読みながら、地方の町に暮らす長男のお嫁ちゃんのYさんは、
夫は三人兄弟の一番上で、義実家近くに住んでおり、
義父は持病がある状態となっている。

そして例年ならお盆時期には、都市部で暮らす夫の弟妹一家が義実家に帰省し、
三世代10数人が一族再会の親睦を深めてきた。

しかしながら今年の夏だけは、新型コロナウィルスの烈風に伴い、
感染が怖くて悩む長男のお嫁ちゃんのYさんの深情は、痛いほど理解できる。



私は幼年期に農家の児として育ち、祖父、両親、父の妹が3人いて未婚だつた当時、
そして私は兄ふたり妹ふたりのサンドイッチで、三代の同居する大家族であった。

こうした中、親戚、知人などで確執も、子供心に感じたりしてきたので。
私の母の立場は、《・・口に出せないこと・・》、私は後年に母から多々聞いたりしている。

今回、義妹一家は、車で2時間ほどの義実家への帰省を通常通り計画していることに関して、
長兄のお嫁ちゃんのYさんの苦悩が深まる・・。

せめて夫が感じ取り、たとえば残念ながら今年は三世代の一族再会の親睦は、やめようと、
両親、弟、妹に早めに通知して理解をして頂く・・このようなことを私が長兄だったら、思い深めている。
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