夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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倉本聰(くらもと・そう)氏の幻の脚本『學』、テレビドラマ化されると知り、私は微苦笑し・・。【下】

2011-11-22 17:47:44 | 映画・テレビ
私が創作者・倉本聰(くらもと・そう)氏の脚本のひとつ『學(がく)』の作品を初めて読んだのは、
確か1993〈平成5〉年の12月の頃だった、と記憶している。

山岳を愛する専門誌として名高い月刊誌の『山と渓谷』の出版社(山と渓谷社)より、
別冊として『倉本聰の世界』(発行日・1993年12月20日)が発刊され、
私は敬愛している倉本聰(くらもと・そう)氏であったので、もとより購読したのである。

そして巻末に未発表のシナリオとして、この作品の『學(がく)』が掲載されていて、
私は精読した・・。
20年近く過ぎ去っている今であるが、
確か北アメリカの氷河をたたえる高山を背景に展開するドラマで、
読了後、テレビドラマ化、そして映画化でも、このような広大な背景で、人の心の深淵を描かれた内容は、
製作費を配慮すれば、とてもテレビドラマ、まして映画の作品で完成させるには困難な作品である、
と強く感じていたのである。

時は過ぎ、時代も変貌した今日、今回WOWOW開局20週年記念のひとつとして、
テレビドラマとして、2012年1月1日(祝・日)午後8時より放送されると知り、
WOWOWの英断もさることながら、何よりも氏の作品が視聴できることに悦んでいるひとりである。


私は無念ながら倉本聰氏にはお逢いしたこともないが、
数多くのテレビのシナリオを読んだり、放送されたテレビの作品を視聴したり、
映画の脚本、そして作品も観たりしてきた。
或いは随筆の数々の単行本を購読し、熱愛し読み始めたのは昭和が終る頃であった。

どなたでも作家の作品、シンガー・ソングライターの歌などで、偶然に接して、
ある日突然に心がざわめき魅了され、無我夢中に熱愛すると思われる。
私も創作家の倉本聰氏を書物で偶然に知り、
その後にある時から魅了されて、夢中に過去の作品を読んだり、観たりしたひとりである。

このサイトに於いても、私は創作家・倉本聰氏から、
数多く教示されたことがあり、投稿したりしているが、今回は省略する。


私が倉本聰氏の作品に初めて触れたのは、1975(昭和50)年1月過ぎであった。
映画の脚本家・橋本忍(はしもと・しのぶ)氏の『砂の器』のシナリオが読みたくて、
本屋で雑誌の『シナリオ』(シナリオ作家協会)の1月号を買い求めた。

その中に、東芝日曜劇場の『りんりんと』のシナリオがあった。
なんてシリアスなドラマを書く人、と倉本聰氏の作品に初めて知り、印象が残った。

この後、10数年後に私にとっては、倉本聰氏に信愛するひとりとなり、
現在まで続いている・・。

改めて、私は倉本聰氏からは、
作品はもとより、生活信条、創作の考え方、環境問題等で、多々ご教示を頂き、
人生は不思議な賜物(たまもの)がある、と深く思ったりしている。



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