夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『Yes We Can! オバマ・クラシック』の広告を拝見して・・。

2009-10-08 14:17:02 | 時事【社会】
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の65歳の身であるが、
昨夜6時過ぎに配達された『読売新聞』の夕刊を読んで、一番興味が惹かれたのは、
テレビ放送紹介欄の下段にある広告であった。

【 Yes We Can! オバマ・クラシック 】

と大きく明示され、

《 オバマ「感動する演説」と「感動するクラシック」の奇跡の融合! 》

と見出しのように大きく明記されていたので、新たなる音楽CDの商品企画の販売用の広告、
と私は理解できたのである。

そして、右下段に於いては、
《「オバマ・クラシック」ってなに? 無料試聴実施中!》
と解かりやすく明示されていたので、私は指定された通り『エイベックス・クラシックス』と入力したのである。

http://www.avexnet.or.jp/classics/catalog/index.html
『エイベックス・クラシックス』

そして、CDジャケットが表示され、商品概要が明示された下段に、
前島秀国氏のライナーノーツより抜粋された記事が掲載されていた。

《・・
「ことばの力」と「音楽の力」の融合が驚くほどの感動を呼び起こします。
オバマが大統領に登りつめた大きな要因として“人々に感動を呼び起こす演説の素晴らしさ”が挙げられます。
このCDは、オバマがその「ことばの力」で多くの人々の心をつかんだ2004年民主党大会での演説と、
オバマの数多い名演説の中でも、もっとも強い感動を呼んだ2008年の勝利演説を中心に、
その演説に劇的な効果をプラスする感動的なクラシックの名曲を融合(ミックス)した話題作です。

今を遡ること5年前の2004年7月27日、ボストンで開催されたアメリカ民主党党大会で、ひとりの男が基調演説を行なった。
男の名はバラク・フセイン・オバマ。
同年1月までイリノイ州議会上院議員を務め、
11月に控えた合衆国上院議員選挙(イリノイ州選出)の民主党指名候補に名乗りを上げていた若手政治家である。
おそらく、この時点で彼の名を知る者は、地元シカゴを除けばほとんど皆無に近かったはずだ。

演説の目的は、2004年の大統領選挙に出馬を予定していたジョン・ケリー上院議員の応援だったが、
オバマの熱い弁舌は単なる応援演説を越え、人々の心に強烈な印象を与えたのだった。

それから何が起こったか、本アルバムを手に取られておられるリスナーには説明の必要もないだろう。
「Yes, we can」「change」「hope」といったシンプルかつダイレクトなキーワードを演説の中で巧みに用い、
2008年11月のアメリカ大統領選挙で見事当選を決めたバラク・オバマは、
改めて「言葉の持つ力」というものを我々に思い知らせたのである。

しかしながら、彼の演説が大きな感銘を与えたのは、
言葉の力もさることながら、そのスピーチが非常に音楽的でもあったからである。

これは別に筆者独自の発見ではなく、すでに多くの評者が指摘していることだし、おそらく多くのリスナーも、
漠然とした形ながらオバマスピーチの音楽性に気付いてきたのではないだろうか。

・・》
注)原文にあえて改行を多くした。

そして私は下段の曲を眺め、良い選曲をされたと思わずオバマ陣営の感性に好感したのである。

《・・
収録曲
(各トラック45秒試聴。トラック7はフル尺試聴)
[1] Yes We Can! ~ サモン・ザ・ヒーロー(ジョン・ウィリアムズ)
[2] My story + 《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲(マスカーニ)
[3] Hope! + ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュウィン)*
[4] E Pluribus Unum + エニグマ変奏曲より「ニムロッド」(エルガー)
[5] Yes We Can! ~《キャンディード》序曲(バーンスタイン)
[6] Fired Up? ~ 威風堂々 第1番(エルガー)
[7] Change has come + 組曲《惑星》より「木星」(ホルスト)*
[8] It belongs to you + 交響曲第2番:第3楽章(ラフマノノフ)*
[9] Ann Nixon Cooper + 交響曲第9番《新世界より》:第2楽章(ドヴォルザーク)*
[10] Yes We Can! ~ 交響曲第9番《新世界より》:第4楽章(ドヴォルザーク)*
*=抜粋

[演説]
[2][3][4]2004年7月27日、マサチューセッツ州ボストン『民主党大会』
[5] 2008年1月26日、サウスカロライナ州コロンビア
[6] 2008年11月3日、ヴァージニア州マナサス
[1][7][8][9][10] 2008年11月4日、イリノイ州シカゴ『勝利演説』

[演奏]
指揮:[2][5][7][9][10]佐渡 裕 / [1][3][4][6][8]金 聖響
ピアノ:[3]外山啓介
オーケストラ:[1][3][5]シエナ・ウインド・オーケストラ [2] 兵庫芸術文化センター管弦楽団 /
[4][6][8] 新日本フィルハーモニー交響楽団 / [7] NHK交響楽団 / [9][10] ベルリン・ドイツ交響楽団

・・》

この後、私は収録曲の右隅にある『*』印をキーインして、数曲をあるが試聴させて頂いたのである。

【Windows Media Player】のシステム画面で、
抜粋された名曲の一部が聴こえ、そしてオバマ演説が聴こえて、私は思わず微笑んだりしたのである・・。


私は1964年に大学を中退し、映画・文学青年の真似事をした後、
1970年にある大手の民間会社に中途入社し、まもなくあるレコード会社で転籍させられ、
管理畑を35年ばかり勤め、2004年の秋に定年退職をした身である。

音楽の制作畑ではなかったが、何かと音楽の商品企画をレコード、カセット、CD、DVDなどを見てきたひとりとして、
いろいろとこの『Yes We Can! オバマ・クラシック』の企画、販売を考えさせられたのである。

もとより読売新聞の夕刊のテレビ放送紹介欄の下段のスペースは最良であるが、
最も高価な広告と思われ、エイベックス社がクラシックス分野に力を注(そぞ)ぎ、
今回の『Yes We Can! オバマ・クラシック』も有力な商品企画のひとつとして選定され、
掲載に至ったと私には思われる。

何より私は思考させられたのは、昨今のWebの進化である。

私は数年前に遅ればせながら、【You Tube】の世界を知り、
システムの根幹に基づき、何より世界中の大きくの方たちに支持され、
多くの人たちから投稿され、収録され増加しつづける広範囲の動画、曲などの状況を学び、
私は少なくとも音楽業界のバンドラの箱が開かれた、と真摯に考えさせられたのである。

私はときおり利用させて頂き、音楽の曲も聴き、音質を問わなければ、
ある程度の分野を聴ける範囲であるので、手軽に愛用させて頂いている。


こうしたことを配慮した場合、オバマの演説に関しては、数多くの動画の投稿がされているのである。
http://www.youtube.com/watch?v=X-ixDeKjq8M&feature=related
オバマ大統領就任演説(英語音声・日本語字幕)1/3

http://www.youtube.com/watch?v=-I7ujZnr9CY
オバマ大統領就任演説(英語音声・日本語字幕)2/3

http://www.youtube.com/watch?v=Sj--KbsAC_Y
オバマ大統領就任演説(英語音声・日本語字幕)3/3


これらオバマ大統領が就任した時の演説を掲載したが、
単純に『オバマ 演説』と検索すれば、数多くのオバマ氏のさまざまに演説の動画が掲載されているのである。

http://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%AA%E3%83%90%E3%83%9E+%E6%BC%94%E8%AA%AC&search_type=&aq=f
『オバマ 演説』として検索の結果、


私は英語を直接に理解できない身なので、
CD『Yes We Can! オバマ・クラシック』は、演説対訳つき、
と明示されているが・・少し躊躇するのである。

【You Tube】は確かに画像は劣化しているが、オバマ氏の表情、しぐさを含めた演説、そして日本語の対訳表示、
その上に演説を聞こうとする周辺の人びとの情景を見たりすると、
降参かしら、と思えたのである。

私はCD『Yes We Can! オバマ・クラシック』に関して、
商品企画としての発想は確かに好感したのであるが、
【You Tube】が出現する前の時代であれば最良と思えたのであり、
無念ながら【You Tube】が席捲する今、果たして日本の何万人が購入して頂けるか、
と余計なことを思ったりしているのである。






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