《・・日本にはさまざまな祝日がありますが、それぞれがどのような経緯で祝日となったのか、
詳しく説明できる方は、少ないのではないでしょうか?
祝日が定められた背景を知っておくと、より一層ありがたみを感じられるかもしれません。
今回は、「建国記念の日」が定められた背景をチェック。
2月11日に何があったのか、答えられますか?
☆「建国記念の日」が定められた背景
「建国記念の日」は、昭和41年の祝日法改正により設けられた祝日です。
「建国をしのび、国を愛する心を養う日」とされています。
「建国記念の日」の日付は、当時の総理大臣が『建国記念日審議会』に意見を求めたうえで決定されました。
審議会では、参考人への聴取や、全国各地で行われた公聴会をもとに審議が進められ、
昭和41年12月に、「建国記念の日」を2月11日にする旨を答申。
これにより「建国記念の日となる日を定める政令」が定められ、「建国記念の日」が2月11日に設けられました。
☆「建国記念の日」のルーツ
「建国記念の日」は、明治5年(1872年)に初代天皇である神武天皇が
即位した日を祝日と定めたことが始まりです。
神武天皇は、旧暦で紀元前660年1月1日に即位。
現代の太陽暦に直すと2月11日であるため、
毎年2月11日を「紀元節」と名付け、祝うこととなりました。
第二次世界大戦後、GHQによって「紀元節」が廃止されますが、
昭和41年の祝日法改正により、「建国記念の日」と名称を変え復活し、現在まで続いています。
☆まとめ
「建国記念の日」が定められた背景は、祝日法の改正によるものでした。
「建国記念日」と勘違いしてしまう方もいるはずですが、
なぜ「建国記念『の』日」なのかと言うと、
日本の建国日は、長年の研究でも判明しておらず、断定することができていないためです。
建国日は、わからずとも建国を祝うことはできるため、「建国記念の日」として定められているのです。
祝日が定められた背景やルーツを覚えて、ぜひご友人やご家族に話してみてくださいね!
出典:内閣府 ・・》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。