夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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『歌伝説 テレサ・テンの世界』を観て・・♪  《初出2006.6.15.》

2008-04-30 22:04:46 | 映画・テレビ
昨夜、NHKのBSで『歌伝説 テレサ・テンの世界』(再放送)を8時より1時間半を観た。

期待して観たが、結果としてNHKのこの番組に関わるスタッフに失望した・・。

私としては、夕食の頂きながら、お酒を呑みながら観ていた。

NHKが今まで収録した映像を継ぎ足す程度で、
歌手としてのテレサ・テンの内面性は、表現されていない。

故人としての追悼があったならば、
一人の人間としての生き方を描いてしかるべきである。

私はテレサ・テンには面識も無いが、
作家・平野久美子・女史の『華人歌星伝説 テレサ・テンが見た夢』(晶文社)を10年前に読んで、
初めてテレサ・テンの一面を知ることができた。

その後、私はCDを10数枚を購入した。
中の歌詞には、当然として、日本語以外の歌も収録されている。

ある時、どのテレビ番組か忘れてしまったが、
作曲家・三木たかし・氏がテレサ・テンの想いでを語り、
台湾に住むテレサ・テンの母を訪ね、語り合う番組であった。


この二つが私の心にあったので、はなはだNHKのスタッフに失望した。
日頃、NHKのドキメンタリーの取材、編成を感心し、満足しているひとりであるが、
この番組の方は、勉強が足りないと思った。

勉学の一端として、
『文藝春秋』の連載の《蓋棺録(がいかんろく)》という故人の記事に於いて、
短い記事であるが、簡潔に亡くなられた方の軌跡を描いている。
この程度の学びを日頃からしておれば、
人を表現するのに、的確な映像力が発揮できるはずである。

番組の中で、香港でのコンサートでテレサ・テンは、『明日に架ける橋』を唄っていたが、
なぜこの歌を選曲したか、私を含めわずかの人しか解らない。

この番組が単なる芸能歌番組であったら、
民間テレビ会社に任せるべきで、
NHKとして恥を知りなさいと思った。

腹立たしいので、お酒を少し呑み過ぎて、布団にもぐった。


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