夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

夏のなごり花・・♪   《初出2007.9.4.》

2008-05-30 13:09:42 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、澄み切った快晴となり、雲がのどかに三つばかり浮んでいる。

先ほど、玄関庭に下り立ち、煙草を喫いながら、
空を見上げたり、樹木を眺めていたりしていた。

久々に真夏のような陽射しであり、30度前後と感じられるが、
猛暑の36度前後の暑い日々を過ごしてきたので、
夏の名残りのような陽射しに感じたりして、
心身は爽やかに受け止めたりしている。

高砂木槿(タカサゴ・ムクゲ)の紫色の花を誉(ほ)めたり、
木陰に群生して、ひっそりと咲く露草の淡い青色の小花に心を寄せたりしている。

真夏を彩(いろど)ってくれた花は、名残り花のように感じたりしていたが、
付近に群生させた純白の花びらの玉すだれ(タマスダレ)は、
初秋まで咲いているから・・心ゆくまで観てね、
といったように、陽射しの中で咲いている。

こうした昼のひととき、社会の喧騒もなく、
たんたんと咲いている花に、私は年を重ねるたびに、
心を寄せ、そして深めている。


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