夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
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バンダの赤ちゃん、愛称は『シャオボーちゃん』にすれば、と少しボケた私は夢想して・・。

2012-07-09 00:03:26 | 時事【社会】
過ぎし5日より、上野動物園でジャイアントパンダの「シンシン」が産んだオスの赤ちゃんが、
連日のようにテレビのニュースで報じられている。

何かしら中国の日中親善の一環として、中国政府のご厚意でお借りしたものらしく、
2年後に返還されると私に聴こえたのである。
そしてこの赤ちゃんは、未だに名前がないらしい。

私は日本の園児、学童の多くに、待望されたバンダの赤ちゃんなので、
余計なお節介と思いながら、最も相応(ふさ)しい名前はないかしら、と思案した。

そして少しボケてきた私は、玄関庭に下り立ち、
煙草を喫いながら考えたりした・・。


そして読売新聞に於いて掲載されたひとつの記事を思い浮かべた。
《・・、
中国・天安門事件で学生運動のリーダーとして投獄され、その後米国に亡命した王丹氏(43歳)が、
5日に中野区内で開かれるドキュメンタリー映画の上映会を前に初来日し、読売新聞のインタビューに応じた。
そして王氏は「中国の民主化は日本の利益にもつながる。
中国の人権問題に日本の人々も関心を持ってほしい」と訴えた。

王氏は北京大学の学生だった1989年、天安門事件の学生指導者として逮捕され、
計6年間、獄中で暮らし、1998年に渡米した。
現在は台湾の大学で中国史を教えている。

天安門事件について、王氏は「当時、改革開放政策で官僚の腐敗が横行したため、政府に改善を求めた」と説明し、
「要求を武力で弾圧した政府は、腐敗分子を守ったということだ」
と改めて政府の対応を批判した。

王氏はインターネットなどで中国の民主化を訴え続けているが、
ハッキングを受けて電子メールのアドレスを書きかえられるなど、今でも弾圧を受けているという。
「天安門事件の頃よりも言論統制は悪化している」と指摘する。
(略)
(2012年7月7日09時17分 読売新聞)
・・》
このような内容の記事であったので、改めて脳裏に浮かべたりした。

そしてバンダの赤ちゃんの名前は、『シャオボー』ちゃんにすれば相応しい、
と私は微苦笑しながら確信を深めたりした。


単細胞で少しボケた私の発想の由来は、
過ぎし2010年の秋に、中国在住の中国人として初のノーベル賞受賞者となり、
服役中の劉 暁波(りゅう・ぎょうは、発音:リュウ・シャオボー)さんのことである。

もとより氏は、中華人民共和国の著作家で元・北京師範大学文学部講師の身ながら、
人権活動や民主化運動に参加し、度々投獄された方である。
そして2008年に民主的立憲政治を求める零八憲章を起草して拘束され、
2020年6月21日までの懲役刑の判決を受け、錦州監獄で服役中の身である。

そして氏は、ノーベル賞受賞者されたと知った時、
「この受賞は天安門事件で犠牲になった人々の魂に贈られたものだ」と語り、涙を流した、
と私は新聞の記事で読んだりした。

もとより言論、出版、集会、結社の自由を保障した中国の憲法35条があるが、
党や政府機関が定める細則によって「絵に描いたもち」になっていると報じられていた。

そして胡錦濤国家主席や温家宝首相の発言を引用し、
検閲の廃止やネット上の言論削除の禁止、記者の取材報道の自由などを要求した、
付記されていた。

私は日本の多くの園児、学童たちに、待望されたバンダの赤ちゃんを『シャオボー』ちゃんと愛称され、
2年間の間に、多くの方に親しまれた上、本国に返還されれば、と思いをめぐらしたのである。

その後、日本の多くの園児、学童たちが成長しながら、
本国に帰還された『シャオボー』ちゃんを思い浮かべると共に、
『シャオボー』ちゃんの命名された語源を考えて、
劉 暁波(りゅう・ぎょうは、発音:リュウ・シャオボー)さんの存在を知り、
多々学んで欲しい、と無力な私は夢想したのである。


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