夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『七夕(たなばた)』過ぎても、我が家は『冷たい戦争』が起こらず、私は微笑み・・。

2012-07-08 11:30:53 | 定年後の思い
東京郊外の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅みに住む私は、
小雨の降る朝を迎えて、涼しいので思わず私は微笑んだりした。

そして地元の天気情報は、朝の6時は20度、昼下りは26度前後、夕暮れの6時は25度前後で、
朝と夜は小雨となりますが、日中は曇り空の穏やかな日となります、と報じていた。

家内は、肌寒いくらい、と私に言ったりしている。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

家内はクーラーの冷風が苦手で、独りでいる時は、32度ぐらいの室温までは殆ど平常であるが、
私は暑さが何よりも苦手なので、室温が28度以上になると、エアコンの冷風をこよなく愛している。
このような風変わりなカップルなので、この熱い季節になると、
静かな冷たい戦争が、ときおり我が家で発生する。

しかし寒い季節になると、家内は寒がりなタイプなので、
居間の暖房は、ガスファンヒーターで暖かくしているのが平年の状況であり、
私は幼年期に農家の児として育ったせいか、なぜかしら寒さには強く、微苦笑している。


過ぎし4日の水曜日、日中は梅雨の間の快晴となり、
私の住む地域でも30度を超えて、今年初めての真夏日となった。

この時節の私は、夏の帽子を深くかぶり、半袖のスポーツシャツ、長ズボンの容姿で、
熱いと感じたら、扇子(せんす)を扇(あお)ぎながら、歩いたりしている。

いつものように独りで日常の買い物を終えた後、
帰宅後は洗面所で冷たい水で顔を洗ったりした。

家内は窓を開け放ち、掃除をしていた・・。
そして部屋の外れで、扇風機の羽根が元気よく廻っていたのであった。

『扇風機かょ・・』
と私は心の中で呟(つぶや)き、
やむなく私は団扇(うちわ)を取り出して、扇(あお)いだりした。

翌日の5日の木曜日も、昼下りは30度に近い暑さとなり、
『XXちゃんさぁ・・ボチボチ・・エアコンのお世話にならない?』
と私は家内に言ったりした。

『節電の世の中でしょう・・もう少し熱くなったら、エアコンを点(つ)けましょ』
と家内は平然と私に言うのであった。

その後、やむなく私は和室の6畳で簡易ベットに横たわり、
部屋の片隅みで扇風機の羽根の風を頼りに、本を読んだりした。


夏の熱い時期になると、私たち夫婦は長年の冷たい戦争の結果、
我が家の室温の妥協設定温度は、28度となっている。

こうした根拠のひとつは、確か30数年前の頃に、
強力でこの世で怖い専業主婦を中核とする団体の『主婦連』は、
27度が身体にも経済的にも最適と掲げたことがあったので、
私はこの案を利用して、
『主婦連の方たちさえも・・27度なのよ・・』
と私は家内に言ったりした結果、室温設定が28度としているのが、10年前の頃からである。


昨日の7日の土曜日は、七夕の日でありったが、
少年・少女の夢の短冊(たんざく)の願いも関わらず、不幸にして小雨が降ったり止んだりした日中となった。
そしてこの時節としては、稀な昼下りは26度以下となった。
私は風通しのよい作務衣を着たりして、心身絶好調で過ごし、居間のソファで本を読んだりした。
その後、気温は下り、夜は肌寒く、夏用のバジャマからスリー・シーズン用に着替えたりした。

そして節電の風潮の中、エアコンのお世話に成らず、経済的にも最良、と微笑んだりした。
これからの夏の時節も最高気温30度ぐらいの暑さであったならば、
働いて下さるサラリーマンの諸兄諸姉、そして高齢者も熱中症に悩ませられることなく、
快適な夏を過ごせるかしら、と思ったりした。

しかし幼年期に農家の児として育った私は、
農作物の米、かぼちゃ、スイカ、瓜(うり)など、
果樹園の方たちも、ブドウ、梨(ナシ)などの発育に困苦するし、
やはり程ほどの熱さの夏が不可欠なのである。

こうした思いを重ねていると、程ほどの熱さの夏になってねぇ、
と暑さに苦手な私でも、空を眺めながら天上の気候の神々に祈願したりしている。

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