先程、『 Yahoo! JAPAN 』に表示されていたニュースの中で、
『 “お茶はタダ”の常識を変えた「お~いお茶」、
発売から30年で販売310億本 』と見出しされた記事を見たりした。
私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後40年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。
こうした中で
そして大きめのマグカップにインスタント・コーヒーを淹れて、お盆にのせて、
居間に運び、日中は幾たびかお替りして、こよなく愛飲しているひとりである。
或いは買物、散策などで外出する時は、ペットボトルの煎茶を
コンビニか自動販売機で買い求めて愛飲することが多い。
こうした私は、何かと伊藤園の「お~いお茶」のペットボトルを長らく愛飲してきたので、
記事を精読してしまった・・。
この記事は、初めて知る【 食品産業新聞社ニュースWEB 】のニュースのひとつで、
2019年2月1日に配信されて、無断であるが転載させて頂く。
《・・“お茶はタダ”の常識を変えた「お~いお茶」、発売から30年で販売310億本
伊藤園の「お~いお茶」が、今年2月1日に発売30周年の節目を迎えた。
同社は、1984年に緑茶の飲料化に成功し、翌年に世界初の緑茶飲料「缶入り煎茶」を発売。
そして1989年2月1日に、「お~いお茶」にネーミングを変更した。
発売から現在までの販売数量は310億本を突破し、縦に並べると約690万kmになり、
地球から月までを9往復できる距離になるという(525mlPET換算)。
私は何かと煎茶が好きで、お寿司屋さんから頂いた大きな湯呑茶碗のふたつに煎茶を淹れて、
同社が「缶入り煎茶」を発売した1985年当時は、
日本で“お茶はタダで飲めるもの”というのが常識だったが、
同社の営業担当の社員が新幹線のホームで弁当を購入するときに、プラスチック入り緑茶が売られているのを見て、
“お弁当と一緒に買っていただこう”と考えたという。
その後、同社は弁当店やコンビニエンスストアへ営業を行うことで、取扱店舗を徐々に増やしていった。
そして、“お茶は買うもの”への流れを決定づけたのが、1989年発売の「お~いお茶」だ。
この商品名は、家庭的な雰囲気を演出し、さらに売り場のショーケースの中から語りかけるもの、
そして、当時、俳優・島田正吾さん(故人)が、おっとりした口調で呼びかけるテレビCMで語りかけていた言葉を採用したという。
この取り組みにより、1989年度の売上金額は前年度比2倍以上、
発売した1985年と比較すると6倍以上の約40億円に伸長した。
また、「お~いお茶」は、「世界初」、「業界初」の技術革新を行ってきたことでも知られている。
そのひとつが、世界で初めての「ペットボトル入り緑茶」であること。
開発の課題になったのは、緑茶抽出後2~3日で緑茶に含まれる成分が、
粒状の浮遊物として大量に発生し、沈殿する現象の「オリの発生」だ。
見栄えが悪く、風味を損なうため、同社は天然の目の細かい茶こし(マイクロフィルター)を使用することで、
透き通った液色を実現。
この製法を開発したことが、1990年にペットボトル入り緑茶飲料(1.5L)の誕生につながったという。
業界初の取り組みは、「ホット対応ペットボトル入り緑茶」である。
秋冬期が最需要期である緑茶を加温販売に対応したペットボトル製品を開発した。
加温すると、酸素がペットボトル容器を通過しやすくなり、酸化して品質が劣化してしまう。
そこで、従来の原料茶葉の加工や抽出温度、時間などをすべて見直すとともに、
酸素を通しにくいホット対応ペットボトル容器を開発し、2000年10月から発売。
同時に、店舗に加温器の無償貸与などにより、新たな売り場を提案し、ホットペット市場を開拓した。
現在では、冷めてしまったペットボトルのお茶を温めなおして飲めるように、電子レンジの加温に対応した製品を販売している。
国内の緑茶飲料の課題は、市場規模が20年前と比較して約4倍に伸長する一方で、
茶農家の数や茶園の栽培面積が減少しているため、国内の緑茶生産量は減少傾向が続いていることだ。
そこで同社は、原料茶葉の安定確保と品質の維持向上に向けて、「茶産地育成事業」に取り組んでいる。
今年の「お~いお茶」の活動は、新元号を記念した商品や日本全国ご当地パッケージの商品のほか、
同ブランド史上最大の当選者数を誇る大型キャンペーン、緑茶の健康価値に関するフォーラムなどを5月以降に予定している。
世界的なスポーツイベントが相次いで日本で予定される中、
日本の伝統飲料として、また健康価値の高い飲料として緑茶への注目は高まると予測される。
「お~いお茶」の真価が問われる年になりそうだ。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
確か「缶入り煎茶」を発売された1985年(昭和60年)の以前は、
私たち夫婦が国内の周遊観光の旅路に於いて、
途中でお土産売り場などでトイレ休憩兼などに立ち寄ると、店内で煎茶などがサービスとして、
私たち一同はふるまわれたりした。
或い観光バスの車内でも、添乗員さんかガイドさんから、煎茶などがサービスが行われていた。
これから数年過ぎると、お茶は買うものだと風潮が広がり、
確か私たち夫婦も缶入りの煎茶を買い求めて、待機している観光バスに乗車したりしてきた。
やがて缶入りの煎茶から、ペットボドルの煎茶に変わり、今日に至っている。
平素、我が家にいる時は、私は煎茶を急須より丁寧に大きな湯呑み茶碗に淹れているが、
どうしてベットボトルは開封して数時間過ぎしも、風味は殆ど変わらないのか、
不思議であったりしてきた。
今回、《・・緑茶抽出後2~3日で緑茶に含まれる成分が、
粒状の浮遊物として大量に発生し、沈殿する現象の「オリの発生」だ。
見栄えが悪く、風味を損なうため、同社は天然の目の細かい茶こし(マイクロフィルター)を使用することで、
透き通った液色を実現。・・》
こうしたことを私は学び、微笑んだりした。
そして寒い時期に温かい煎茶を呑めるのは
《・・加温すると、酸素がペットボトル容器を通過しやすくなり、酸化して品質が劣化してしまう。
そこで、従来の原料茶葉の加工や抽出温度、時間などをすべて見直すとともに、
酸素を通しにくいホット対応ペットボトル容器を開発・・》と私は学び、微笑んだりした。
このような「お~いお茶」の製造過程の核心をふたつ学び、
春夏秋冬それなりに愛飲してきた私は、外出の時の友のひとりとなっている。
もとより高齢者の脱水症は健康の天敵であり、私は水分補給しながら散策している。