夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

夕食から朝食までの長く間隔をあける『空腹時間』は最良の健康方法、高齢者の私は学び、微笑みを重ねて・・。

2019-03-20 13:42:37 | ささやかな古稀からの思い

先程、何かと愛読している公式サイトの【 現代ビジネス 】を見ている中、
『 がんを克服した医師がみずから実践している「素朴な食事術」を明かす

          ~ 簡単にできる、ポイントは空腹時間 ~ 』と見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む74歳の年金生活の身であるが、
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、信愛を重ねて過ごしている。

こうした中で、今回《・・「素朴な食事術」・・簡単にできる、ポイントは空腹時間・・》って、
どのようなことですか、と思いながら記事を精読してしまった。

この記事は、医学博士の青木厚医師が舌がんを40歳で患ったものの、
再発することもなく、今も元気に医師として活躍して、しかも、がんになる以前よりも健康に暮らして、
健康の秘密は、極めてシンプルな健康法・食事法について語ってもらった記事である。

            

そして公式サイトの【 現代ビジネス 】に2019年3月20日に配信され、
無断であるが記事を抜粋して転載させて頂く。

《・・がんを克服した医師がみずから実践している「素朴な食事術」を明かす 

☆舌がんは口内炎に似ていて、見過ごされやすい

(略)私も40歳のときに舌がんを患いました。
幸いにしてステージ1の早期で発見できたのは、医師として舌がんの知識があったからですが、
当時私には幼稚園に通う二人の娘がおり、妻のお腹の中にはもう一人の子どもを授かっており、
何としても生き抜かなければなりません。

死ぬわけにはいかなかったのです。

手術では舌の左側の4分の1を切除しました。

手術で病変を切除したら、5年、10年と再発していないか経過観察となります。
手術は成功しましたが、40歳という若さで罹患してしまったので、
舌がんの再発や他のがんにも罹患するのではないか、と不安な日々を過ごすことになりました。

この不安感をどうにか払拭するため、
私は「どうしたらがんの再発、新たながんの発症を防ぐことができるか?」をテーマに研究を始めました。

            

☆医学論文が教えるがん予防に大切な「2つのこと」

自分の命がかかっているから、それは必死です。

私たち医師は、臨床医学の疑問が生じたとき、
PubMed(アメリカ国立衛生研究所のアメリカ国立医学図書館)で医学論文にあたることから始めます。

まずは、”cancer prevention(がん予防)” をキーワードに
ヒットする論文を片っ端から読み始め、あることに気づきました。

ヒトが、がんを発症する主な原因は、
「①細胞の質の劣化」と、
「②免疫力の低下(NK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性の低下)」です。

個人差はありますが、人体では毎日5000個程度の質の劣化した細胞が、”がん細胞”に変化しています。
それががんの塊として増殖してこないのは、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)が、
”がん細胞”を発見しては殺傷しているからなのです。

よって、がん予防をするためには、
「①細胞の質の劣化を食い止め、細胞のがん化をできるだけ少なくする」ことと、
「②NK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性を上昇させる」ことが大切となります。

これと同じことが、身近な風邪にも言えます。

私は舌がんに罹患した40歳当時、月に1回は風邪をひいていました。

風邪を発症するのは、ウイルスに感染した咽頭粘膜のウイルス感染細胞を
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)が殺傷できないからです。

つまり風邪をよく引くということは、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性が弱いことを意味しており、
その体質を改善できれば、同時にがんの再発を防ぐ可能性も高くなるのです。

            

☆16時間の空腹時間で、細胞が生まれ変わる

そのことに気づいて以降、私は、
「①細胞の質の劣化を食い止める方法」
「②NK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性を上げる方法」をテーマに研究を重ねました。

その中で、Autophagy(オートファジー)や”intermittent fasting(間歇的断食)”というキーワードに出合いました。

オートファジーとは、簡単にいうと人体の古くなった細胞を、新しく生まれ変わらせる仕組みのことです。
細胞が新しく生まれ変われば、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性も高まります。
つまり、オートファジーを誘導させることは、がんの再発を防ぐのに効果を発揮するのです。

ちなみにオートファジーは2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典栄誉教授の研究テーマで、
今世界中で注目が集まっています。

では、どうすればこのオートファジーを誘導することができるのでしょうか。
そのために有効とされるのが、間歇的断食です。

間歇的断食とは1日のうちに16時間程度は、ものを食べない時間、すなわち「空腹時間」をつくる食事法です。
16時間というのがポイントで、16時間の空腹時間を作ると、
オートファジーが誘導されることが、昨今の研究でわかっています。

             

16時間ものを食べないと聞くと、大変だと思われる方がいるかもしれません。

確かに最初の数日は、空腹感が強く大変かもしれません。
しかし、この強い空腹感は、意外と数日で消失します。

むしろ慣れてくると、空腹の時間が気持ちよくなってきます。
感覚が研ぎ澄まされて集中力が増して、診療や研究もはかどります。

マラソンをやる方なら”ランナーズハイ”をご存知かと思いますが、
空腹の時もこの”ランナーズハイ”の感覚に似た”空腹ハイ”のような感覚が生じてくるのです。

実践の仕方も簡単です。

睡眠時間も空腹時間にカウントしてOKですから、
たとえば、朝食を朝9時にとり、夕食を夜17時にとる人の場合、
翌日の朝食まで16時間は空腹時間ができますから、
逆に言えば、朝食から夕食までの間は何を食べても自由です。

同様に、朝6時に朝食をとり、昼食は抜き、夜22時に夕食をとることで、
16時間の空腹時間を確保するやり方でもOKとなります。
朝食や夕食の内容は一切問いません。


詳しくは拙著『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム刊)をご参照いただければと思います。

 

☆空腹時間を作る食事法で、舌がんを克服!

私自身、オートファジーが誘導される食事法を実践していますが、
その結果まったく風邪を引かなくなりました。

たくさんのインフルエンザ患者さんにも、マスクをせず対面で診療していますが、
一度としてインフルエンザに罹ったことがありません。

舌がんについても、9年にわたって再発の兆候もなく、完治したといえます。
それどころかオートファジーの効果で、実年齢よりかなり若く見られるようになり、
髪の毛もフサフサになりました。

舌がんを患った当時の体脂肪率は17%でしたが、現在は6.6%まで落ちました。
私は自らの肉体を根拠に、がんの再発を防ぐには「16時間の空腹時間を作る」食事法が
有効であることを断言します。

またこの食事法は、肥満や糖尿病、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患、関節リウマチ、
うつ病や統合失調症などの疾患にも、著明な効力を発揮することが様々な研究でわかっています。
まさに、「空腹」こそが、最強のクスリなのです。

            

そもそも現代人は、食べすぎです。
食べすぎだから、病気になるのです。

人類の歴史をひも解くと、縄文時代は、飢餓の時代でもあり、
縄文人が数日間の「絶食」をすることは、日常茶飯事でした。

そのおかげで、縄文時代には、病気などほとんどなかったと言われています。
その後も江戸時代までは、1日2食が普通でした。

飽食の時代になったのは、昭和40年以降で、がんや糖尿病、高血圧などの生活習慣病が
急激に増加してきた時期と重なります。

だから私は、声を大にしていいたい。
「空腹」によって、多くの病気や不調は、予防や改善をすることができる、と。(略)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした

            

これまでの私は、がんに幸運にも遭遇したことはないが、
今回の青木 厚・医学博士より食事に関して、多々学んだりした・・。

《・・この食事法は、肥満や糖尿病、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患、関節リウマチ、
うつ病や統合失調症などの疾患にも、著明な効力を発揮することが様々な研究でわかっています。
まさに、「空腹」こそが、最強のクスリなのです・・》
と私は学び、これからの老年期には欠かせないことだねぇ、微笑んだりした。

そして前提条件としては、《・・たとえば、朝食を朝9時にとり、夕食を夜17時にとる人の場合、
翌日の朝食まで16時間は空腹時間ができますから、
逆に言えば、朝食から夕食までの間は何を食べても自由です。・・》

私はここ数か月、朝食は8時、昼食は13時、夕食は19時が多く、
夕食より朝食までは13時間で、16時間の理想空腹時間には、少し足らないなぁ、
と微苦笑をしたりした。

            

過ぎし日、私は栄養指導士の古谷彰子さんが、拘置所・刑務所に於いては、
《・・1つはバランスの良い食事を、適切な量で食べることを強いられるからです。
バランスの良い食事は、基礎代謝を上げて痩せやすい体質に変えてくれます。
栄養士が作る献立は、バランスと量の両方を理想な形にしてくれるので、痩せやすくなります・・

そして、《・・午前6時40分起床、朝食は7時、昼食は11時50分、夕食は午後4時20分、就寝は午後9時・・
夕食から朝食までの「絶食時間」を長くすることが大切だという。

「その意味では、毎日14時間以上の絶食時間を設けていることは、素晴らしいことです。
私も食事の内容や量を変えずに、絶食時間を長くすることだけで、20キロ近く減量した経験があります。
医院内で、肥満の患者さんへの栄養指導でも、絶食時間を延ばすよう指導し、効果を上げています」・・》


こうしたことを私は学んできたので、食事の間隔を長くする『空腹時間』の健康方法、
拘置所・刑務所では『絶食時間』に相当するが、
やはり夕食から朝食までの長く間隔をあけることが大切だ、と私は学びながら、微笑んだりしている。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする