夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

体力の劣えた私でも、ときには小庭の手入れを昼食抜きで孤軍奮闘する中、過ぎしを思い馳せて・・。

2017-11-06 16:34:59 | ささやかな古稀からの思い

私は中小業の民間会社に35年近く勤め、2004年(平成16年)年の秋に定年退職となり、
その後は多々の理由で年金生活を始め、早や丸13年が過ぎて、14年生となっている。

そして東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住み、
雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
我が家は家内とたった2人だけの家庭となっている。

こうした中、私は小庭の手入れをしょうと、本日の8時半過ぎ、庭に下り立った。

我が家の敷地は変形5角形で、家屋を建つと、玄関庭と主庭となり、
原則として小庭の手入れは私の責務の範疇であるが、蚊(か)の出る5月下旬頃から10月頃までを除き、
体力の衰えた私を見かねて、ときおり家内の支援を受けることもある。

我が家の小庭の樹の剪定は、ご近所のお宅の殆どは植木屋さんに年に数回依頼しているが、
我が家は私たち夫婦が自己流で樹木の剪定しているのが、私が定年後の年金生活の中で実態となっている。

                              

私が2004年(平成16年)の秋に定年退職した以前は、
5年ごとに植木屋さんに依頼するたびに、枝葉の処分料が多かった為か50万円前後を要してきたが、
この間は私がこっそりと植木屋さんの剪定した状況を物真似をして剪定してきた。

そして私が定年後まもなくして、ご近所より少し広い我が家は、
植木屋さんに年に数回依頼すれば、総額は数10万円と教えられたりした。

こうした時、家内は私たちの旅行3泊4日が2回ぐらいできるわ、と言い、
小庭の手入れは私の責務の範疇であったが、年に数回は家内の手助けを借りている。
                                                      
本日は家内が風邪気味であり、冬物の衣料整理をすることになり、
私独りで樹木の枝切り、そして草むしりをすることになった。

そして晩秋に相応しい情景にしょう、と私は自身を叱咤激励をした。

こうした時の私の容姿は、ストレッチパンズの長ズボン、着古した冬用のスポーツシャツ、
ウォーキング・シューズ、帽子、滑り止めの軍手をし、剪定鋏(ハサミ)を腰の周りにしている。

そして私は過ぎし2年半前に買い改めて切れ味抜群の鋸(のこぎり)を右手に持ちながら、
適度な台に乗り、枝葉を切り落としはじめた。

             

やがて剪定を終えた後、散乱している枝葉を市から指定されている『燃えるゴミ袋』の
LLサイズ(45リットル入り、有料・10袋入り、840円)に、
袋に破れないように入れる為、枝葉を適度に剪定鋏(ハサミ)で切ったりした。

              
やがて私は、草むしりに専念した。

しかしながら私は無念ながら体力の衰え、30分毎に簡易椅子に座り、ペットボドルの煎茶を飲み、
5分ぐらい休息としたりした。

             

こうした時、私は新築して6年が過ぎた冬、小雪が降り、やがて積雪は5センチとなった時、
思いだされた・・。

この時は翌日、翌日も冬晴れが続く中、我が家の小庭は半分だけ、雪が解けて黒土となったが、
半分ほどは残雪となったりした・・。

我が家の小庭の片面は、道路ごしに大きなマンションが建っていて、
我が家の小庭は、晩秋から早春まで陽射しが遮られて、日陰のようになっている。

こうした関係、小庭の半分は、残り雪の状況となったりした。

『ご近所は、殆ど雪が解けて、うちぐらい雪が残って、恥ずかしいわ』
と家内は私に呟(つぶや)くように言ったりした・・。

『庭の半分が日本海沿いの雪の情景・・半分は太平洋沿いの冬晴れの情景・・・・
同時に視られるのは稀(まれ)な情景で貴重だょ・・』
と私は微苦笑しながら家内に言ったりした。

             

こうしたことを私は思いだして、独り微苦笑をしたりした。

そして疲れを感じたが、今しなくて時、いつするよ、と自身を叱咤激励して、
塀際の樹木の周囲を草むしりしていると、這(は)いつくばったりすると、泥まみれとなったりしながら、
奮闘した。

やがて疲れ果てて、簡易椅子に座り、ペットボドルの煎茶を飲んだりしていた時、
私は幾たびも、この地から引っ越しを思ったこともあるし、
あんな思いでいたこともあったよなぁ・・と思い馳せたりした。

こうした想いは、私は2017年10月8日に於いて、
『住みやすい街』、殆どの御方は、長らく住まわれた地域こそが、何よりの安息の地、と確信を深めて・・。
と題して、投稿している。

やがて私は、本日はここまで、と家内に伝えた後、まもなくお風呂に入ったりした。

結果として、私は5時間半ばかり昼食抜きで孤軍奮闘したが、
体力の衰えを改めて実感させられ、微苦笑したりした。


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