夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ときには、庭の手入れをすれば・・♪

2007-08-29 18:25:00 | 定年後の思い
9時半過ぎより、庭の手入れをはじめた・・。

昨夜の雷雨のお陰で猛暑は去り、最高気温といっても26度前後で過ごしやすい日中であった。

久々の庭の手入れであり、少し荒れ放題の玄関庭となっている。

雑木の剪定と草抜きに専念したが、泥まみれと汗まみれになるが、
健全な汗なので心身にそれなりに心地よい。

1時半過ぎに疲れ果てて中断し、お風呂が沸(わ)くまで間、
何時ものように軒下付近で、煙草を喫いながらビールを呑んだりしている。

紫式部(ムラサキシキブ)のたわわな黄緑色の実を見つめたり、
花梨(カリン)の樹木を眺めたりしているが、
こうした時は現役時代のことなどを想い浮んだりすることが多い。

私は民間の中小業のサラリーマンの身であったが、
数多くの人と同様にそれなりの苦楽がこうした折、
甦(よみがえ)ってくるのであった。

過ぎ去ってしまえば、過去は苦楽を忘れ去り懐かしく、そして美しさばかり残るのは、
多くの人々と同じ思いである。

『貴方・・お風呂・・沸きましたわょ・・』
と家内の声が聴こえ、私は腰を上げた。







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白雨(はくう)の後は、真夏日が去り・・♪

2007-08-29 07:50:00 | 定年後の思い
東京の郊外の調布市は、朝涼(あさすず)の朝を迎えている。

昨夜の7時半過ぎ、雷鳴が響きわたると、大粒の雨脚が屋根にあたる音が聴こえ、
しばらくすると稲光が光を帯びて、夜空を裂き、豪雨となった。

私は夕食前であったが、玄関庭の軒下に出て、
待ち焦がれた雨を眺めていた。

樹木は豪雨を受け、樹木越しの景色は白いベーェルに覆(おお)われたかのように霞(かす)んでいる。

地上の草花は水しぶきを受けて、乾ききった大地を潤(うるお)しているが、
激しい雨を受けて、もう・・だめぇ、
といったような樹形を震(ふる)わしていた。

私の履いている下駄も水しぶきを受けていたが、
待ち焦がれた雨の情景を見つめていた。

付近で落雷が数度響きわたり、大地を震(ふる)わした・・。

私は苦笑しながら、居間に戻り、
『やっと・・降ったねぇ・・』
と私は家内に言った。

ビールを呑みながら夕食を頂いている時でも、
屋根に激しい雨脚が聴こえている。

夕食を終えた後、煙草を喫うために玄関の軒下にたたずむと、
雨は小降りになり、微風が吹いていた。

日中の猛暑も数日前のように思われ、
夕立であったならば、白雨のひとときの情景だったかしら、
と暑さに苦手な私は微笑んだ。



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