備忘録として

タイトルのまま

正月

2006-01-01 21:47:30 | 徳島
昨晩は国際衛星放送NHKの紅白歌合戦を見たあと、日本より1時間遅れで年が明けた。毎年正月は、大晦日の夜更かしの所為で昼ごろに起き出しテレビをだらだら見て過ごすことが多く、1年の計が元日にあるとしたら、まともな1年は到底期待できないことになる。
そんな訳で小さい頃の元日の思い出はあまりない。初詣に行った記憶も無い。元日ではないが、正月や冬休みには凧揚げやコマ回しを良くやった。コマを手に載せての鬼ごっこ遊びがあったが、不器用で手に載せられなかったため仲間に入れず悔しい思いをした。凧はすべて籤と紙でできた奴凧で、新聞紙を細長く切って糊付けした足をつけた。新町橋筋の中央分離帯はワシントン椰子が邪魔で充分な広さがなく凧が良く上がった記憶が無い。
ところで話はクリスマスに戻るが、小学校1,2年生のときの同級生に社長令嬢がいて、12月25日の誕生会に招かれたことがある。商売人の子弟が多い新町小学校の中にあって立ち居振る舞いは上品で成績も良く、彼女はクラスの男共のアイドルだった。伊賀町か弓町にあった自宅の庭は広く、かくれんぼができるほどだった。その家の居間にあった虎の敷き皮を被って遊んだことも覚えている。下町の悪がきにとって、初めての上流階級との出会いで、むやみにはしゃいだ自分がいた。誕生会の帰りには招待客全員に直径10センチ程のケーキを持たせてくれた。このとき持っていった誕生プレゼントは母の手作りエプロンで、給食当番のとき、それを着た彼女が遠くからエプロンの端を持ち上げて”ほら着ているよ”と合図を送ってくれたことに心をときめかせた。

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