備忘録として

タイトルのまま

オリエント急行殺人事件

2018-02-12 20:55:06 | 映画

 『Murder on the Orient Express:邦題:オリエント急行殺人事件』2017、原作:アガサ・クリスティ、監督:ケネス・ブラナー、出演:ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェール・ファイファー、デイジー・リドリー(SW7, SW8)、イスタンブールとロンドンを結ぶオリエント急行で殺人事件が起こる。アガサ・クリスティ原作、ベルギー人探偵エルキュール・ポアロが主人公の推理小説を映画化したもので、1974年のリメイクである。エルキュール・ポアロをアルバート・フィニーが演じた1974年版『オリエント殺人事件』は封切当時、仙台の映画館で観て結末に驚愕したことを思い出す。殺人犯は忘れようもなく結末はわかっていたのだが、事件の背景にある関係者の深い怒りと悲しみに感情移入した。1974年当時は事件の結末に驚愕したため気にもとめなかったが、今回、12人の容疑者の背景を短時間にすべて解き明かすポアロの推理には無理があると思った。結末を知っていた余裕の所為かもしれない。ポアロがイスタンブールに到着しブルーモスクの尖塔がボスポラス海峡から見える場面は行ったことがあるだけに感慨深かった。★★★☆☆

 ヨーロッパ各国を結ぶ豪華列車があることを知ったのは、この映画だった。1993年、ヨーロッパのオリエント急行を模して、シンガポールとバンコクを結ぶイースタン・オリエンタル・エクスプレスと呼ばれる豪華列車が運行を始めた。その間のマレー鉄道は電化されておらずディーゼル車がけん引する普通列車はシンガポールとクアラルンプール間を約7時間で結んだ。自分はマレー鉄道に乗る機会はなかったが、日本人小学校の修学旅行はマレー鉄道でクアラルンプールへ行ったので子供たちは利用している。2011年マレー鉄道はシンガポール内での運行が停止し、マレーシアのジョホール・バルが終点になった。今は、クアラルンプール・シンガポール間約350kmを1時間半ほどで結ぶ高速鉄道が計画され、日本、中国、フランス、ドイツ、韓国が入札に参加するはずである。インドやインドネシアでの高速鉄道導入の経緯から、中国と日本が有力視されている。

 アガサ・クリスティー原作でポアロシリーズの映画『ナイル殺人事件』1978は、『オリエントーーー』が面白かったことと、当時の売れっ子俳優が多数出る豪華配役(ミア・ファーロー、オリビア・ハッセイ、ディビッド・ニーブン等)だったので期待して観たが、『オリエントーーー』には遠く及ばなかった。次作の『地中海殺人事件』1982は、『世界殺人公社』のダイアナ・リグが出演していなければ観ていなかった。この映画でダイアナ・リグは陰険な富豪婦人を演じていて、コケティッシュな可愛い女のイメージが壊れ、”観なければよかった”とがっくりしたことを思い出す。そのため、その後も公開されたポアロの映画はすべてパスした。

『スパイダーマン・ホームカミング』2017、監督:ジョン・ワッツ、出演:トム・ホーランド、マイケル・キートン、ロバート・ダウニー・Jr、マリッサ・トメイ、3人目が演じるスパイダーマンなので、今更感が強かったのが観るものがなくて手をだしてしまった。アイアンマン(ロート・ダウニーJr)が出てきて、アベンジャーズの一員になるマーベルコミックになってしまった。★★☆☆☆

『Kingsman・The Golden Circle』2017、監督:マシュー・ボーン、出演:タロン・エガートン、コリン・ファース、マーク・ストロング、ジェフ・ブリッジズ、ジュリアン・ムーア、キングスマン前作で主人公のコリン・ファースが記憶喪失になって出てくる。ジュリアン・ムーアがサイコの悪役ボスで、麻薬に仕込んだ毒物で世界征服とキングスマンの壊滅を画策している。Elton Johnが本名で出てくる。この映画を観た後、ツアーをやめるというニュースが流れた。★★☆☆☆


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