一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

ノルウェーで大量殺人、でもこの国には死刑も終身刑もない

2011-07-24 16:28:40 | 日記
ノルウェーで大量殺人事件が発生した。死者の数は90人を超えている。秋葉原の殺人事件どころではない。しかし、ノルウェーには死刑制度はないし、終身刑もないという。有期刑の最長が21年だという。裁判は当然国内で行われるであろうし、判決は理由の如何を問わず最長刑になるであろう。
事件の真相は極右思想に基くもので、ある意味で狂信的といえる。極左、極右というのはどこの国でも狂信的になりやすいのかもしれない。嘗てのヨーロッパではナチスヒトラーがユダヤ人の大量虐殺を行っている。ヒトラーの思想も、ターゲットをユダヤ人だけに定めて行われたものである。人類史上最悪の虐殺となってしまった。
今回のノルウェーでの大量殺人事件は、その背景が日本人には今ひとつ理解できない。移民問題だという。日本でも外国人の移民を是認するように求めている人たちがいるが、ヨーロッパのケースを見ると簡単に認めるのは難しい。民族問題と云うのは眼に見えないものが多く存在するからである。アメリカや中国を見ると民族問題は難しい問題に発展することが多い。従って、移民の受け入れは日本のように狭い国土の国では尚更難しいと考える。
ヨーロッパは陸続きの国であり、ユーロ圏と云う一つの団体のような形で活動しているのである。そこへ移民と云う問題が起きるとすれば、賛成・反対の考え方が起きるのは当然のこと。日本と同一には出来ないが、ヨーロッパでも色々な考え方があるので一つに纏めるのは難しいだろう。
今回の大量殺人が単に移民政策のことだけなのかどうか、我々にはよく解らない。今後もこのような事件が発生しなければいいのだら、連鎖反応と云うこともあるので恐ろしい。どのような角度から見ても我々日本人には理解しがたいことである。
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やはり起きた中国高速鉄道の死亡事故

2011-07-24 06:05:18 | 日記
日本、ドイツ、フランス、アメリカの技術を統合し駆使して造った高速鉄道だが、余りにも早すぎる事故である。どこかに無理があった、ではなく無理して走らせた結果だということである。多くの最新技術をうまく絡み合わせなければ、幾ら最新技術であろうともうまく行くはずはない。
自国の技術だと言い張るこの国は、大きな勘違いをしている。技術の請買いが単純ではないということだ。表面的に単純そうに見えても、過去の多くの試練を通しての技術なのである。それを自国の技術だと言い張って、その挙句の果てに死亡事故を起こしてしまった。まだ技術自身が尾についていないのである。技術が習得されたと勘違いしてしまったこの国のトップは、技術を甘く考えていたに違いない。
日本やドイツ、フランスは高速鉄道に関しては血の滲むような努力を重ねてきた。その努力があってこそ大きな事故は殆んどなかった。その努力をこの国は余りにも軽く見すぎている。日本やフランスの技術で同じようなものを造れば事故は起きない、と云う何かに取り付かれてしまったのだろうか。運転の殆んどが自動化されているが、プラットホームや気象条件によっては手動運転を余儀なくされることもある。運転手や車掌が総ての技術を収得した、と勘違いしてしまった結果が、今回の事故に繋がったのではないか。早く走らせることだけが高速鉄道の役目ではない。安全性を高めて事故がない状態を永く保つことが大切なのである。
日本の原発事故についても、他国では考えられないような津波に襲われた結果である。しかし、地震国である以上、津波は当然起きるもの、と考えなければならないはず。これも甘く見た結果の事故ではないか。
色々な装置を事故なく安全に動かすことが如何に難しいかである。人間が造ったのもだから、どこかに欠陥が一つくらいある、と思わなければならない。その欠陥をどのようにカバーして事故にならないようにするかも人間である。驕るなかれ、と云うことになる。
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