日本の自動車産業の強さがにじみ出ている、それが今の現状だ。世界の自動車産業のうちで日本はトップを維持している。今回のブランドランキングは、米国の有力な消費者情報誌「コンシューマー・リポート」が24日発表した2015年版の自動車ブランドに関するランキングで、同誌が行った走行試験や米政府による安全性試験などを基に決めている。日本は世界の自動車業界ではトップを走っている。
東アジアでよく話題になるが、韓国製メーカーの自動車が日本で走っている台数は100台前後しかない。日本の自動車の優秀性は日本は勿論、世界でも通用している。特に安全性は何処の国にも負けないほど優秀。韓国がどのように足掻いても日本の自動車には勝てない。中国は多くの産業で進んできているが、自動車においては未だに日本には勝てない。巨大な市場を持っており、経済的には魅力ある国ではあるが、自動車産業は日本に追いついていない。
高速鉄道の技術が中国では進んできたが、中国が独自に開発したものは殆どない。日本やドイツが開発した技術を唯模倣しているに過ぎない。自動車においても中国製の車は走っているが、残念ながら日本やアメリカ、欧州の車には及ばない。何故中国が独自の技術開発が出来ないのか。日本の多くの工業も嘗てはアメリカや欧州の模倣から始まった。しかし、日本は優れた技術から多くのことを学び、そこから日本独自の技術開発を成し遂げてきた。特にアメリカが設定した厳しい環境基準を突破できたことが日本の技術開発に拍車をかけたといえる。
今回、ブランドランキングにおいて日本の技術の優れた点が様々な所に生かされ、それが評価されたのであり、偶然生まれたものではない。日本の技術開発は、ノーベル賞の受賞者が生まれるように基礎技術から応用技術まで幅広い研究開発が実ったものなのである。日本の発展は技術開発を基礎からしっかりとやっているからこそ、いい結果が生まれるのであり、韓国や中国のように模倣で終わっていたら今のような世界のトップを行く自動車産業にはなっていないだろう。