中国は企業で働く労働者に賃金の上昇を国のトップが求めている。この求めには企業は逆らうことが出来ない。国のトップが決めたことであり、それが出来なければ企業経営者の交代を求められるからだ。となると、海外から進出している企業経営は中国の魅力を失うことになり、投資した資本を引き揚げなければならない。次の投資先は東南アジアとインドである。前にも書いたが、今、東南アジアとインドは海外からの投資を歓迎するムードでいっぱいである。今まで、中国は質の高い仕事をしてきたと思っているのだろうか。進歩が見られなければ中国に魅力など感じなくなる。
インフラについては中国のように整ってはいないが、海外からの投資が決まればインフラ整備を早急に進めることになる。中国のような国としてのリスクも小さい。これからの投資が拡大することは間違いない。しかし、中国という国はひどい。ま~最初から投資をするには多くの無理があったのだが、そのリスクを踏まえて投資をしたのだから、企業としては損害が出たとしても、それは織り込み済みなのかもしれない。それにしても、多くの国が進出したのだから、もう少しよくなるはずだったのではないか。
中国は、経済が発展し、国としてもある程度法治国家らしく振舞うことが出来ればいいのだが、中身はまるで発展途上国並み、いやそれ以下かもしれない。民度が低いのは、どうにもならない。政治も経済も出鱈目をやっても構わない、という国。何故法律を、国際法を守れないのだろうか。ここまで守れない国がどうして経済発展をすることが出来たのか。先進国の責任もあるはずだ。政治が一党独裁でも何でも構わないが、外国と貿易をするのだから、約束を守らない国には厳しい制裁を加えなければならないはずだ。それを無視している感じ。マーケットがあるから何でも許される、という先進国の甘えが問題を大きくしてきた。
これからは、東南アジアとインドに国際的な投資が集中的に行われ、経済発展を遂げてほしい。そして、中国などに構わずに世界経済の先端を担ってほしい。東南アジアとインドは中国を追い越して経済発展を遂げれば、中国は衰退して今までのような不法行為はできなくなる。そうすれば政治形態や今までの強引なやり方も変更せざるを得なくなるのではないか。中華帝国を築こうなどという悪辣な夢を捨てさせることもできる。世界を不安に陥れるような略奪行為も出来なくすることが出来る。領土拡大を進めている今の中国は危険極まりない。戦争を仕掛けて領土を略奪することを考えている中国海軍は世界の最も危険な組織である。世界平和を維持していくには、このような危険な軍隊は必要ない。
早く東南アジアとインドへ世界の投資が始まって欲しい。中国から資本を引き揚げるべきである。東南アジア、インド、頑張れ。日本は国を挙げて取り組んでいる。