何とも中国のやり方は汚いし、いやらしい。日本政府は中国の要求を絶対に呑んではならない。尖閣諸島に関しては、過去の政権がうやむやな形で妥協してしまったから、現在のように紛争になってしまったのだ。過去の経験を生かすならば、尖閣諸島に関しては中国に対して一切妥協をしてはならない。日本の主張に何ら誤った所はないのだから、横暴な中国の主張など無視すれば良い。中国は、理論的にどのように矛盾しても主張を変えることはしないだろう。中華民族はそのような民族なのである。
日中首脳会談は極めて重要なものであることは確かだが、自国の主張を曲げてまで妥協をする必要はない。貿易上から見れば、大きな損失かもしれないが、それは日本と中国両国にとってマイナスになる。日本だけがマイナスなのではない。中国の市場は大きいし魅力があることは確かだ。隣国でありながら貿易が旨くいかないのは残念なことである。しかし、日本は譲るところは譲っても絶対に譲れないところもある。それが領土問題である。元々日本領である尖閣諸島を何故中国に譲らなければならないのか。理屈も何もあったものではない。めちゃくちゃな理論を出して来た中国の横暴振りが伺える。
中華民族が領土拡大政策を進める限り、周辺国との摩擦は続くであろう。第2次世界大戦で多くの国が被害をこうむった。人的な被害、物的な被害、精神的な被害、など様々な被害が出ている。アジアにおいても、新しい中国が誕生したが、朝鮮半島は南北に分割されてしまった。日本は幸い周辺の植民地を失ったが、所謂本土は全て残すことができた。勿論沖縄諸島も全て日本領として扱われることになった。琉球・沖縄は、過去に中国大陸の国が支配した事実は全くない。過去の古い文献を見ても大陸との貿易はしていたかもしれないが中国が支配していた形跡は見当たらない。今の中国は、欲しいものは全て手に入る、と思っている。中華民族の横暴さが滲み出ている。
国際連合という組織の中枢に入っている中国が、世界を混乱に陥れようとしている姿は、気が狂った狼が暴れ回っている姿と同じである。中華民族自信は何も見えていないかもしれないが、周りの国がどれだけ被害を受けているのか解っているのだろうか。ウイグル地区では頻繁に暴動が起きて多くのウイグル族が殺されている。チベットも同じようにチベット族が迫害を受けている。中国国内でも虐殺や迫害が公然と行われているのである。民主主義という言葉のない中国では、官権によって言論が制限され、行動の自由も持っていない。出てくる情報は国家管理されていて、真実は伝わらない。こんな国が果たして将来の地球を平和に持っていくことができるのだろうか。
日中首脳会談からずれてしまったが、中国の横暴な要求は絶対に呑んではならない。恐喝や恫喝に負けてはならない。これが結論である。